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    週刊メールジャーナル 1999年11月24日号 第13号
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★年金の保険方式に自民・厚生省がこだわる理由/膨大な利権と官僚の天下り
★セゾンの提清二氏が“モグリ営業”/公正証書不実記載でも告発さる
★【読者の告発】航空事故で深刻な後遺症、日本航空の補償がたった60万円
★相変わらず“ミソも糞も”のネット社会/5万部発行メルマガのお粗末
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年金の保険方式に自民・厚生省がこだわる理由/膨大な利権と官僚の天下り
         ジャーナリスト 川崎 明(元・千代田生命広報部次長)

「保険料を徴収しない保険方式」という、あきれ返った矛盾のツケを、結局は
赤字国債という形で次世代の国民に回すことになった介護保険特別対策は、国
民を大バカにしたものである。
 ところがこんどは、「税収のない税方式」の年金制度改正法案が、自自公連
立という巨大怪物によって成立しそうな情勢になってきたのである。
 どちらも、1年以内に迎える解散総選挙をにらんでの、国民の目をゴマ化す
戦術であることは見え見えではないか。
 国民も少しづつ利口になってきている。目先の負担を軽くしたからといっ
て、手品じゃあるまいしその財源をどこから捻出するのか、あわせて説明がな
ければ手放しで喜ぶバカはいないのだ。

●目的税化間接税方式しかない将来の年金制度

 16日、衆院本会議で小渕恵三首相が趣旨説明を行ったあと、厚生委員会に
付託された年金改正法案は、17日から審議が始まった。
 民主党をはじめとする野党側は、審議拒否も辞さない構えで対応したもの
の、与党による国会運営の手練手管に乗せられて、25日に中央公聴会を開催
する日程をのまされてしまったのである。
 このままでは、12月15日までの会期中に「数の力」で押し切られる可能
性が強まっている。
 だが、皮肉なことに、介護保険の見直し問題で決着がつけられていない、社
会保障の財源を含めた与党内のゴタゴタが続いており、そのことが、年金法案
の決着を遅れさす要因になりそうだ。
 前週、筆者が指摘したように、いま、年金制度が抱える矛盾を解決するため
には、抜本的な制度改革が必要なのである。
 当面の政策課題として5項目を掲げておいたが、これらは表面に見える、分
かりやすい国民的課題であり、この解決には、目的税化間接税を財源とするし
か方法がないことを指摘したのである。しかし、年金制度を抜本的に改革しな
ければならないという根元的な問題は、政府は、いまの年金制度の社会保険方
式に「こだわる理由」にあるのである。

●天下り組織の厚生年金基金、徴収組織は国家的ムダ

 自民党の加藤紘一元幹事長が、「保険方式を堅持しなければいけないという
のは、政治哲学の基本にかかわる問題だ」として、自由党のいう「税方式」を
批判したのは、実は、無知か大ウソのどちらかなのである。
 (自由党のように)「税方式」を主張する人は大きな政府論者だ。小さな政
府論を主張しながら、税方式を主張するのは矛盾している。というのが加藤氏
の言う政治哲学のようである。
 だがそれは、米国の2大政党の福祉政策を引き比べての理論のようであり、
だとすればまことに底の浅い理屈である。
 戦後一貫して社会保険をこの国の社会保障制度の根幹に据えてきた結果は、
「負担と給付」イコール「義務と権利」という、「国づくり」の一面を担って
きたのは確かだ。
 しかしながら、国民が知らないうちに、厚生利権が大膨張をとげてきたのも
事実である。
 厚生年金基金などは、厚生官僚の「天下り組織」となっているし、年金保険
料の徴収・管理は徴税組織との二重構造という国家的ムダになっている。
 何よりも、140兆円という年金資金の運用の不透明さが大きな問題なので
ある。

●抜本改革なら厚生利権が根底から揺らぐ

 これまで、年金積立金は全額資金運用部への預託が義務づけられていたが、
審議中の関連法案が成立すれば厚生省が自主運用することになる。
 そうなれば、運用状況の開示が不可欠だが今のところその説明はない。
 基礎年金(国民年金)の国庫負担を、3分の1から2分の1に引き上げるこ
とになっているが、この財源(税金)の問題は与党間のゴタゴタの最大の問題
だ。
 全額を消費税で賄うことになれば、厚生利権が根底から揺さぶられることに
なる。つまり、「小さな政府」への前奏曲が始まることになるのである。
 審議不十分のままこの年金法案を成立させることは、絶対にまかりならない
のだ。(以下次号)

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セゾンの提清二氏が“モグリ営業”/公正証書不実記載でも告発さる
                     経済ジャーナリスト 中野忠良

 経営危機にあえぐセゾン・グループの総帥・提清二(72)が「居宅」とし
て届けている建物をグループの会員制ゲストハウスとしながら、一般客に結婚
式場などに利用させる“モグリ営業”をしていたことが一部マスコミで報じら
れた。
 ここを「住居」としているはずの提清二は、ここに住んでいないのに住民登
録しているとして、公正証書原本不実記載(虚偽登録)の罪で告発状が提出さ
れていることも分かった。
 問題の建物は、港区南麻布の高級住宅街にある。一角に「米荘閣」と名付け
られた地上2階、地下2階、延床面積6500平方メートルの南欧風洋館が建
っている。
 平成2年に完成した同建物は、セゾングループの不動産管理会社「エスピー
エイチ」(小沢輝義社長)が所有、管理。同社は「グループの会員制ゲストハ
ウスとして、海外からのお客様を迎える迎賓館、グループで社員の福利厚生に
利用」と説明する。
 だが、この「米荘閣」は、ブライダル雑誌などにも紹介され「披露宴人数
60〜150名(着席)料理1人1万8000円(フランス料理)ビュッヘ
1人1万5000円、ウェディングケーキ5万円」と案内がある。
 これを見ても一般客に利用されていることがはっきりしているが、結婚式場
としての営業には消防法、食品衛生法による許可が必要なのだが、一切届出が
していないという。

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【読者の告発】無知で弱い立場の被害者には日本航空の補償たった60万円
事故で深刻な後遺症、仕事も生活も崩壊/構成:佐藤進(ジャーナリスト)

 今回、初めて購読させていただきました。28歳の男性、埼玉県在住、独身
です。
 僕は1998年6月14日、成田発マニラ行きの、日航機の夜便にてフィリ
ピンに向かいました。「オーバラン」した際に、頭を強打してしまい、約2ヶ
月近くフィリピンにて療養していました。現在も通院中です。
 しかし、はじめたばかりの自営業だったので、休業保障は無職と同じか、そ
れ以下といわれ、現在約60万円を一時金として、受け取りました。
 受け取り方は、20万円を三回づつ、最期に支払われたのは3月頃です。結
局現在、無収入のまま、生活費も無く調停待ちとなっています。現在、元通り
の体になったかというと、そうではなく、正直不自由しています。

     ◆後遺症でなんだかよく分からず、乗り物もだめ◆

 その時の状況については、僕自身今になっては、何がなんだかわかりませ
ん。といいますのも、今現在の僕の病気がそうさせるのか、よくわかりません
が知能傷害的なものも、出ているらしいんです。特に、「三半規管傷害」とい
うのがあるらしく、目が回る病気だそうです。実際僕を見ただけでは、普通の
人です。
 ですので、病気かどうかもよく自分でもわかりません。
 乗り物もだめです。普段は、家でごろごろしているだけで、両親には見捨て
られてしまいました。生活費等も、とっくにありません。仕事は、自営業を
98年4月に開始したのですが、自分の仕事は車やバイクの修理、改造等が専
門なので、今の状況では、なんにもできません。
 やむをえず、車に乗り移動しますが、30〜40キロ程度しか出せず迷惑運
転なので、移動は夜中のみです。こんな生活を、約1年位しております。
 日本航空の担当者は「CS推進部サービス推進センター次長」Aさんです。
 フィリピンには、約2ヶ月いました。その時にお世話をしてくれたのは、僕
のフィリピンサイドのスタッフなのですが、その時に現地のテレビ局や、新聞
社の取材が、僕は憶えていないのですが、あったそうです。
 現地の日本航空スタッフは、日本航空マニラ支店支店長Bさんと総務マネー
ジャーCさんです。

       ◆調停申し出たものの弁護士と話もできず◆

 実際、対応は悪いかと言われると、僕自身毎日何をしているかよくわからな
いので、なんとも言えません。でも、メール等で、物を伝えることはできます
が、面と向かい、誰かとお話をすると言うのが、これほどに神経を使い、つら
い事はありません。
 面と向かい話をしていると、何を言っているのかだんだん解らなくなってき
てしまい、あいてが怒り出すということもしばしばあったようです。ですの
で、相手側(日本航空)に対して失礼な事をしたのは僕のほうかもしれませ
ん。
 実際、僕の担当をしていた弁護士さんは辞任してしまいました。
 現在の弁護士さんも、どんなお話をしたのかも、わかんないし、どんな状況
になっているのかもわかりません。
 相手側は、「僕から調停に申し立てたのだから、電話等での直接のお話はで
きません。何か間違いがあっては行けませんから、すべてお互い弁護士さんを
通じて調停にてお話しましょう」というのが、ついこの間言われた言葉でし
た。それから、数ヶ月経っています。
 ですので、「マスコミに垂れ込む」ような事をしたら、弁護士さんに怒られ
てしまう気もするんですが、(垂れ込むという表現ごめんなさい。)今の僕
は、正直どうしていいかわかんないんです。
 今の僕は、ほんとに、「藁をもすがる思い。」です。今月の電話代約五千円
くらいを支払ったら、僕の全財産は数千円のみです。ですので、連絡が取れな
くなる可能性もあります。たぶん、今月は大丈夫かと思いますが。
 なんか、まとまりの無いお話になってしまいましたが、一応こんな感じで
す。これが普通なんですかねぇ?

この投書は9月に弊社に寄せられたものです。編集部で裏付け調査をし、そ
の重要部分につき真実であることが明らかになりましたので掲載に踏み切りま
した。文責はメールジャーナル社に帰属します。(佐藤進)

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相変わらず“ミソも糞も”のネット社会
5万部発行のメールマガジンがこんな事を言っている    本誌 大森哲夫

「サイバッチ」というメールマガジンがある。発行部数が、何と5万部目前と
いう。
 すごい数字だ。しかしながら内容は、東芝をホームページで批判し役員に謝
罪させた福岡の会社員に対する個人攻撃が目立つ。
 フツーのマスコミなら「どうせ東芝からカネもらって書いてるんだろ」と思
われるのがオチなので、そういうネタは書かない。この人はどうなのだろうと
思っていたら、ただの無知なシロウトだということが先週号(11月16日配
信)で分った。以下に引用する。

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬引用始め┬┐
サイバーパパラッチ的編集後記
 馬鹿であほでも蛆虫でも、メールマガジンを発行すれば、たちまち売れっ子
ライターになれる。なんせ、俺たちなんて、どっかのアングラ系BBSの投稿
をカット&ペーストするだけでテレビの追跡取材はあるわ、連載の話はバカバ
カくるわ、座談会で焼き肉は食えるわで、HPの掲載依頼なんてほとんど毎日
だし嫌になっちゃいました。
(中略)
 もし、部数が伸びなければ、――
「どこかのゴシップ誌みたいなデマ情報ばかりを流しておけばいくらでも部数
は伸びるんだけど、それは俺の良心が許さないからやらないだけ。俺はジャー
ナリストだ(ああ、恥ずかしい)。俺のメルマガはおもしろい。部数は少ない
けど、読者から来るメールにはみんなおもしろいと書いてあるじゃないか(あ
あ、勘違い)」
 ――と自分に言い聞かせれば自意識だって保てます。どんなつまんないメル
マガでも1日5通や10通のメールは来るんですけどねぇ。知らないというこ
とは幸せです。
 と、いうところで、5万部目前到達でちょっとハイな気分の雷太でした。
発行・編集:毒島雷太/HP(マガジン登録): http://move.to/cybazzi

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 多くの人々に情報を発信している立場だという自覚を、この人も少しは持つ
べきだ。こういうのが居るから、ネットを規制しようという政治家や警察官僚
が世論に支持されることになる。相変わらず、インターネットの世界は“ミソ
も糞も”だな。
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「知られざる業界/興信所、探偵社」は、今週はお休みさせていただきます。
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行しています。( http://www.mag2.com/ ) 購読を開始または中止されたい
方はこちらでどうぞ。http://www.mail-journal.com/touroku.htm
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週刊メールジャーナル 1999年11月24日号 第13号(水曜日発行)
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 発行人:メールジャーナル社 代表 大森哲夫 東京都千代田区富士見
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