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  2007/4/11 No.377   週刊メールジャーナル  読者数10965人(前回)
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●松岡農水相よりも怖い菅総務相の強権テレビ局支配
(会員制経済情報誌『現代産業情報』4月1日号より転載)

 悪人が悪事を働き、詐欺師が人をだますのは、驚くに値しない。
 そういう意味で、「悪役面」の松岡利勝農水相が、「なんとか還元水」を何
千円で購入しようと、意味不明の説明を続けようと、呆れてはいても怒る国民
は少なかろう。

 あんな政治家を選んだ選挙民の“民度”を憂い、それでも論功行賞で大臣に
した安倍首相の見識のなさを、改めて感じるばかりである。

 怖いのは、そうとは感じさせずに国民生活を侵食する「善人面」をした悪党
である。

 「あるある問題」を機に、強権支配を強める菅義偉総務相はその典型。
 根回し上手の職人肌の政治家として政界での評価は高く、『選択』(200
7年3月号)は、「低迷内閣『たった一人の注目株』」と題した記事で、菅総
務相を持ち上げた。

 「寒風吹きすさぶ安倍政権の中で、唯一、気を吐く人物がいる」という書き
出しで始まる記事は、「後任の官房長官」と、菅総務相にエールを贈る。

 「最近取り沙汰されている内閣改造論で塩崎恭久官房長官更迭説が出ている
が、後任の官房長官に菅の名前を挙げる議員が安倍支持グループには多い。

 『首相との信頼関係、党側との調整能力、危機管理能力等々、菅以上に適任
者はいない』というのだ」

 確かに菅氏の手腕には定評がある。

 秋田県の農家の出身。集団就職で上京、ダンボール工場で住み込みで働いた
後、法政大学二部で学び、横浜市議から這い上がってきたという経歴は、二世、
三世の“坊ちゃん政治家”が主流となった政界では異彩を放つ。

 だが、「敵を作らない世渡り上手」が、権力に溺れると怖い。権力欲を巧み
に隠し、世論を誘導、流れをつくる器用さがあるから、気がつくと術中に嵌る
可能性がある。

 最近の菅総務相のテレビ局に対する強権支配に、心ある放送人は怒りを覚え
ている。

 「あるある問題」を機に始まった、捏造番組を流した放送局への行政処分。
マスコミは短く報じているが、菅総務相の意図しているところは恐ろしい。

 「菅総務相は27日の閣議後の記者会見で、捏造した番組を流した放送局に
対する新たな行政処分案に関連し、処分対象は番組のジャンルを問わず、ニュ
ースやバラエティー、再現ドラマなど、すべての番組に適用する方針を示した」
(『読売新聞』3月28日付)

 会見の中で菅氏は、「検閲などする気は全くない」と述べたという。当たり
前のことだ。だが、続けてこう語ったというあたりに、放送局監視への強い意
志がうかがえる。

 「自浄能力に任せるというのは国民の理解を得られない。再発防止してもら
うことが必要だ」

 国民は放送局に自浄能力を求めているだろうか。
 逆説だが、「公共の電波」を使った放送局のやらせ低俗番組の氾濫に、国民
はとうに放送局の内実を見破っている。

 視聴率優先のテレビ局が、いかに杜撰な番組作りをしているかを知り、取捨
選択している。

 ケーブル、衛星など数百チャンネルの時代となり、選択はいくらでも可能。
地上波キー局が放送を支配する時代は終わりに近づいている。

 そんな時代にあって、総務省の強権支配を強めようとしている菅氏の狙いは
なんだろうか。

 放送局に意見することができる放送法改正案の今国会提出を強行するつもり
だし、NHKに対しては受信料の2割値下げを求め、そうしないと受信料の支
払い義務化を放送法改正に盛り込まないと、迫った。

 単純な権力欲ではあるまい。テレビを通じてマスコミを支配したいという、
明らかな欲望がある。

 それが、スキャンダル暴露を嫌い、報道の行き過ぎに怒る自民党政治家にあ
りがちな保身と恨みから発しているのであれば、その身勝手は容認できない。

 そうではなく「歪んだ報道」への憂慮から発しているのだとすれば、「報道
の自由」の大切さを考えない単純さは政治家として失格だろう。

 どちらにしても、強権を振りかざす政治家は国民にとっては「悪党」である。
その認識を持ち、松岡農相など放置してもいいから、この政治家に注視しなけ
ればなるまい。

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【お知らせ】

◆◆第8回社内広報サロンのご案内◆◆

 ■今回のテーマ■

 「予算がない、人手がない、時間がない、
       その時、社内報はどうすればいいの?」
 
 1人で広報室の仕事を担当していて、今は社内報がないため、社内報
 またはイントラネットなどを使った社内の情報共有をやりたいのだが、
 「人がいない、お金がない」状況でどうすれば良いのか・・・
 を参加者皆さんで考えるグループディスカッションです。

 ◇日 時  2007年4月19日 木曜日 18時30分〜21時
 ◇場 所  ナナ・コーポレート・コミュニケーション
       新宿区新宿1-26-6 加藤ビルディング5階 
 ◇18:20     開場
 ◇18:30     挨拶
 ◇18:35〜20:00 グループディスカッション
 ◇20:00〜21:00 ミニ交流会&マジックショー(軽食を取りながら)

 ■詳細とお申し込みは■

http://www.commu-suppo.net/salon/20070419salon.pdf

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   社内誌の専門家による客観的な審査が受けられ、
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 詳しくは ⇒ http://www.commu-suppo.net/competition.html

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  株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  取締役 社内広報事業
  ナナ総合コミュニケーション研究所  所長
  豊田 健一

  〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6
  新宿加藤ビルディング5F
  Tel :  03-5312-7471
  Fax :  03-5312-7475
  E-mail :toyoda@nana-cc.com
  URL : http://www.nana-cc.com
  URL : http://www.commu-suppo.net
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 週刊メールジャーナル 2007年4月11日 第377号(水曜日発行)
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