■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2008/4/2 No.426 週刊メールジャーナル 読者数11236(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●町村官房長官への風当たり強まる! (会員制経済情報誌『現代産業情報』4月1日号より転載) 全国紙の朝刊を開くと、首相の前日の日程が小さく掲載されている。この記 事で国民は福田首相が官邸で面談した相手や首相の行動を知ることができる。 一般の国民にとって、同記事はそれだけのことでしかない。ただ政界関係者 には、このベタ記事が、いまや「脳死状態」と酷評される福田内閣の内実を映 し出していると読むこともできる。 例えば3月23日の『朝日新聞』の「首相動静」は、前日の福田首相のスケ ジュールをこう報じている。 <午前>9時24分、東京・野沢の自宅。<午後>1時45分、公邸。2時 11分、町村官房長官。わずか行数にして4行でしかない。他紙によると、町 村氏が公邸を後にしたのは3時7分だったという。 これらの記事からわかることは、土曜日であるにもかかわらず、町村氏が私 邸から公邸に帰ってきたばかりの首相を尋ね、約1時間半にわたってサシで面 談したということだ。 面会を終えた町村氏と番記者の間で、オフレコでこんなやり取りがあったと いう。 町村「おいしい紅茶とアップルパイをいただいた」 記者「空席になった日銀総裁の話しか」 町村「そうだ。総理は『早く決めたい。空席はできるだけ短い方がいい』と話 していた」 記者「総理はこの人事は難航すると見ているのか」 町村「そうそう適任者がいるわけじゃないという点と、民主党の出方がわから ないという意味があるのでは」 オフレコにするほどの話ではないと思えるが、政治部デスクが補足する。 「町村は首相と同様に民主党に相当不満を抱いているようだ。この席でも民 主党の鳩山由紀夫幹事長と山岡賢次国対副委員長を激しく批判した。二人が日 銀総裁人事で別々のことを言っており、党内でキャッチボールしていると、こ きおろした」 それはともかく、町村氏が土曜日という“休日”に公邸を訪問したことは、 事前に番記者には町村氏本人から知らされていたのだ。 「前日の夕方、町村が2時ごろ首相のところに行くと話していた。やっと会 談のためのまとまった時間が取れたともいっていた」と官邸詰め記者が明かす が、同時に町村氏の狙いは別にあったのではないか。 首相との親密さぶりをアッピールし、女房役である官房長官の存在感を示そ うというものだ。 それというのも、首相と町村氏の関係がしっくりいっておらず、同氏の官房 長官としての存在感が問われているとの報道が相次いでいるからだ。 社会保障問題担当の首相補佐官に伊藤達也・元金融担当相が任命されたこと も、町村氏は直前まで知らなかったという。 伊藤氏は、いまや町村派を乗っ取ったと評される中川秀直・元官房長官が官 邸に送り込んだ人事だとさえいわれている。 この中川氏に加えて、与謝野馨・前官房長官も首相の相談相手として、頻繁 に官邸を訪れていることはよく知られている。 つまり中川、与謝野氏が町村氏の存在を希薄化させており、一部には、福田 内閣には三人の官房長官がいると揶揄されている。 事実、町村氏のアッピールは官邸に詰める官僚からは冷笑をもって受け止め られている。 敢えて名前は秘すが、首相補佐官の一人は3月22日の町村氏の公邸訪問に、 「町村さんが自分で(事前に)流しているのだろう。ほんと勘弁してくれと思 うよな」と吐き棄てた。そしてこう悪態をついたという。 「秀直に負けるか、与謝野に負けるか、さらに伊藤に負けるかってもんじゃ ないの。わざわざ22日にセットしなくても、いくらでも時間はあるのに。セ ットしてから流すのは自分の存在感をアッピールする以外のなにものでもない」 町村氏のパフォーマンスは身内からも見透かされており、しかも悪評さくさ くなのだ。こうした町村氏に対する批判や、三人の官房長官がいると皮肉をい われる背景を突き詰めていくと、福田首相の首相としての度量が問われている ことは間違いない。 空席となった日銀総裁人事もしかりだ。今頃になって首相のただ一人の子分 である衛藤征士郎・元防衛庁長官が、福田首相と民主党の重鎮の間で、武藤敏 郎・日銀副総裁の起用で話がついていたとばらした。 首相の失態をフォローしようとしたのだろうが、重鎮の名前も特定できず逆 効果となってしまった。 依然として内閣支持率は下げ止まらない。脳死状態を抜け出すことなど、で きそうもない。 ◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』購読のご希望は本誌が、 お取次ぎします。お申しであれば無料で見本誌をお送りいたします。 【お知らせ】 ■■ 第14回社内広報サロンのご案内 2008年4月18日(金)■■ 今回のテーマ 「社内報の読者の巻き込み方を考える」 読まれる社内報にするためには、読者である社員を巻き込むことが大切です。 読まれるだけでなく、取材や原稿執筆も社員の協力がなければスムーズにいき ません。 今回は、「読まれてなんぼの社内報」その読者を「味方」にする巻き込み方に ついて、皆さんと考えてみたいと思います。 ■詳細とお申し込みは ⇒http://www.commu-suppo.net/salon/20080418salon.pdf ■■ 第7回全国社内誌企画コンペティション 応募受付開始 ■■ 2007年に発行された社内誌、Web社内報、周年誌・記念誌・社外広報誌・ PR誌の企画をご応募いただき、優秀な作品を表彰。一つの企画を3人の専門 家が審査し、審査講評を結果とともにお送りします。 社内誌を担当されるみなさまの成果を発表する場として、また社内誌のレベル アップにご活用ください。 ■応募要領については、下記でご確認ください ⇒http://www.commu-suppo.net/competition.html ------------------------------------------------- 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 取締役 社内広報事業 ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田 健一 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6 新宿加藤ビルディング5F Tel : 03-5312-7471 Fax : 03-5312-7475 E-mail :toyoda@nana-cc.com URL : http://www.nana-cc.com URL : http://www.commu-suppo.net ------------------------------------------------ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2008年4月2日 第426号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |