■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2008/5/28 No.435 週刊メールジャーナル 読者数11448(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●八木部長転出で「一時代の終焉」を迎える特捜部は意地を見せるか? (会員制経済情報誌『現代産業情報』5月15日号より転載) 6月にも検事正として地方転出が予想されている、東京地検特捜部の八木宏幸 部長の後任と目されているのは、東京地検の佐久間達哉総務部長である。 東京、大阪の両特捜部で13年半にわたる特捜生活を送ってきた“剛”の八木 氏とは、タイプも思想も異なるというのがおおかたの“佐久間評”のようだ。 「中央大法学部卒の八木氏が『刑事』のようなタイプであれば、東大法学部卒 の佐久間氏は『官僚』と言うべき」(関係者)とも言われる。 関係者が語る。 「佐久間さんは八木さんの二期後輩で、司法修習35期。この期は『花の35 期』と言われるほど優秀な人材が目立ちますが、佐久間さんはその中でも頭一 つ抜けた存在です。今回の特捜部長起用説の背景には、次期検事総長就任間違 いなしとみられている樋渡利秋・東京高検検事長の引きがあるようです。以前 から樋渡さんが佐久間さんを評価しているのは有名な話でしたから」 その佐久間氏は、ヒラ検事時代に特捜部に在籍し、旧長銀経営陣の破綻責任を 立件した捜査に関わっている。 「どちらかといえば政界を照準にした疑獄を切り開いていくというより、経済 事件に腕をふるうタイプ」(関係者)という点でも、関係者の見方は一致して いる。 そうした「経済事件タイプ」の特捜部長を起用することが、時宜にかなってい ないというわけではない。 「昨年1月以来の八木さん時代、特捜部は大型経済事件らしい事件は手がけな かった。でも、それでよかったのです。八木さんに期待されたのは、疑獄を自 前で掘り起こすことだった。それによって、特捜部の存在意義を社会に再認識 させたいというのが、検察、特に特捜検事OBから期待されていたことだった のです。その役割は、特捜経験の長い八木さんが部長でなければできない。当 然、その間、大型経済事件はなおざりになりますが、それは後任が修正すれば よいのです」 後任特捜部長が「経済事件タイプ」だからといって、そのまま特捜部が右へな らえとばかり、経済事件の摘発に傾注するというような単純な構図は成り立た ないだろう。 ただ、これだけは言えるかもしれない。八木氏の転出をもって、東京地検特捜 部という「最強の捜査機関」と呼ばれる組織は、一つの時代を終えるというこ とである。 「特捜部の人事がローテーション化され、いわゆる『捜査のプロ』が育たなく なった今の東京地検特捜部において、八木氏という存在は圧倒的な期待と重み をもっていました。その核が抜けた後の特捜部はどうなるのだろうという危惧 は、特捜OBのみならず、現職の検察幹部の中にも強いようです」(司法記者) そうした中で、特捜部が意地を見せようとしている。 直告1班が手がける防衛省事件に絡み、久間章生元防衛相に事件を伸ばす上で の最大のキーマンとなる「日米平和・文化交流協会」専務理事の秋山直紀氏に ついて、特捜部はその口座捜査から“総収入”を割り出し、税金事件として立 件を図る動きが急ピッチで進んできた。 米国など海外の口座を含む“入り”が、秋山氏の個人所得に該当するか否かの 法的判断はなお微妙であるが、秋山氏の身柄を特捜部が抑えることになれば、 その意味は重い。 「一つの時代」の幕切れが近づく中で、特捜検事たちと防衛利権の攻めぎあい は、ドラマチックに加速している。 ◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』購読のご希望は、本誌が お取次ぎします。お申し出あれば、無料で見本誌をお送りいたします。 【お知らせ】 ★★15回社内広報サロンのご案内★★ 2008/6/20 金曜日 18時30分〜21時 社内報編集者のみならず社内広報を担当される皆様に、 自由に参加していただき、自由な雰囲気の中でリレーション、 知識、ノウハウを深めていただく場、「社内広報サロン」 今回のテーマは「社内広報の目的を考える」です ■詳細とお申し込みは ⇒http://www.commu-suppo.net/salon/20080620salon.pdf ◆◆社内報、PR誌、コミュニケーション誌の編集者の皆さんへ!◆◆ 本誌推奨の新刊書「新聞記者のミニ法話」(新風書房刊・1575円・税込) の著者である元産経新聞編集委員・藤井元秀氏のエッセイを、社内報、PR誌、 ミニコミ誌などのコラムで連載しませんか? 「心の時代」と言われて久しいものの、社内・社外の人間関係は荒んでいます。 藤井氏が17年間かけて取材した、全国の名社・宮司、名刹・智識の法話を、 身近なたとえで、わかりやすく解説します。 人生の教訓を踏まえたヒューマン・コミュニケーションに役立ててください。 ライター・藤井元秀氏には、本誌が取り次ぎます。 ■■新刊書のご紹介■■ ◆売り切れ書店続出!発売3週間でたちまち5刷突破! ◆いま話題の「知的生産術」をたった100円で実現! 情報は複雑に管理しても使えない・続かない。本当に情報を活用するには、 すべての情報を1冊のノートにまとめる必要があるのです。 分類・整理は一切不要、時系列で書きとめ、メモや資料は貼り付ける。 無理してハイテクな情報管理をするより、 どこにでも売っている100円ノートで、 ローテクに情報を管理し、効率的・効果的にアウトプットする技術を ご紹介します。 ◆奥野宣之著『情報は1冊のノートにまとめなさい』(Nanaブックス) 詳しくはこちらへ ⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491768/ ------------------------------------------------- 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 取締役 社内広報事業 ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田 健一 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6 新宿加藤ビルディング5F Tel : 03-5312-7471 Fax : 03-5312-7475 E-mail :toyoda@nana-cc.com URL : http://www.nana-cc.com URL : http://www.commu-suppo.net ------------------------------------------------ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2008年5月28日 第435号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |