■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2009/2/4 No.469 週刊メールジャーナル 読者数11085(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●任期満了まで解散できず、与野党は我慢くらべ! (会員制経済情報誌『現代産業情報』2月1日号より転載) 歴代政権の中でも、最も低い支持率しか得られぬ麻生政権だが、野党の解散総 選挙の要求をかわし、任期満了までこのままの状況が続きそうだ。 麻生首相の感覚は、政治家の中でも特別らしく、一日でも長くそのポストに座 っていることが大事で、何を批判されても関係ないと、開き直っているようだ。 このままだと、国民の支持のない政府が、未曾有の経済危機に対処することに なる。 政界・経済界に加え、マスコミまでもまだ状況が把握できず、比較的甘い見方 が残っているが、一部専門家は3月末での日経平均株価の6000円割れ、対 ドル為替レート70円が現実のものになるという指摘を行なっている。 年末年始にかけての経済誌などでの予測は、かなり楽天的なものになっていた。 マーケット関係者は公正な株価予測をするのではなく、株を売りたいだけで甘 い株価予測を出し、企業経営者は、自ら地位を維持したいために、これも厳し く見れない。 しかし、その後の展開は米国、欧州そして我が国の経済指標の実績からも、ま すます状況の悪化が示されている。 我が国においては、主要産業から流通に至るまで、大幅なマイナス実績が報告 されており、景気の悪化は止まるところを知らない。 そんな中で麻生首相は、「日本は強い、底力がある、低迷からも一番先に抜け 出せる」という根拠のないことを主張している。 ますます悪化し混乱が予想される経済状況に、今の麻生政権が対応できるとは、 国民の誰もが思っていないだろう。 特に経済界は危機感を深めており、何らかの変化を政治に求めている。 解散総選挙をやれない、やらないつもりならば、やはり「危機管理内閣」に向 けた内閣改造に着手すべきである。 民間人の登用も含めて、何年かかるであろう経済危機に立ち向かう具体的な政 策を打ち立てなければ、それこそ欧米に遅れ、最後まで取り残される可能性が ある。 既に、米国の専門家などから、我が国の政府・日銀などの対応策の遅れが指摘 されており、勘違いな麻生首相の言う「世界の国のイニシアティブをとり、世 界の経済金融危機に立ち向かう」ことなど出きるはずがない。 いずれにしろ、任期満了まで解散総選挙を延ばすのならば、与野党の醜い情報 戦が開始されるだろう。 既に「西松建設の裏金問題で小沢代表が地検に調べられる」とか、「二階経産 相の方が西松と親しい。それにしては表に出ている金額が低すぎる」など、そ れぞれ情報を撃ち合っている。 また、山岡国対委員長は、「かつて支持した市長からカネを受け取っていたの はおかしい」などと関係者からリークされ、国会対策が腰抜けになったと、民 主党内でも批判の対象となっている。 鴻池官房副長官の「不倫疑惑」も怪しい。どうやら相手の人妻の関係者からの 情報らしいが、それが個人の問題なのか、宗教団体など組織が絡んでいるのか はっきりしないが、筋としてはあまり良くない。 解散時期が遠のいたことで、与野党とも若手議員は地元対策に懸命だが、どう やら息が続かなくなった議員も多い。 当然にカネも続かず疲労困ぱいで、それこそ最も大事なはずの政府論議など、 やる気力も失われているようだ。 任期が近づけば、自民党は人気回復のない麻生首相を捨てて、新しい首相候補 を選ぶための総裁選挙の前倒しをやるだろう。 必ず出てくるのが、小池百合子元防衛相で、派閥や年功などを超越したところ で、それこそ選挙に勝つためにはという論理でまとまるのではなかろうか。 おそらく他の選択肢はない。その場合、小池氏が最も注意すべきは、あの中川 秀直氏を遠ざけておくことだ。 金権政治が批判された古い自民党体質を一番受け継いでいるはずのこの人物は、 自らを客観視できず、今でも新たな実力者だと思い込んでいる。 小池首相を実現し、小沢民主党と対決するには、中川氏を早く排除しておくべ きである。 ●『Will』花田編集長の挑発に乗って皇太子夫妻を批判する『文藝春秋』 飯窪編集長の責任! (同前転載) 雑誌ジャーナリズムが羊頭狗肉となるのを承知でタイトルをつけるのは、今に 始まったことではないが、天下の『文藝春秋』にしては、「売らんかな」の姿 勢があまりに露骨で、多くの読者が不快感を持ったに違いない。 「秋篠宮が天皇になる日」――。 タイトル通りなら、皇太子の廃嫡や皇位継承順位の変更といった問題が書かれ ているのではないかと思わせる。 しかし、具体的に「天皇になる日」は、いっさい書かれていない。 17ページもの大特集でありながら、多くは秋篠宮が、「大きく成長」して 「思慮深く」なり、「実のある発言」をするようになって、やんちゃな次男坊 の面影はそこにない、という礼賛である。 それに対して、好意的でないのが皇太子で、「言葉は滑らかだが無機質」で、 「一度は自ら、雅子妃の人格が否定されている」と、発言しながら、参内問題 などに対しては「プライベートだからコメントしない」で押し通す皇太子の姿 勢に、疑問を感じるという。 記事は、「秋篠宮問題」を論じる前に、次のように12月末の「宮内庁・東宮 戦争」を振り返っている。 12月になって健康問題が生じた天皇陛下は、恒例の天皇誕生日会見を中止せ ざるを得なくなり、その理由を主治医は、9日の会見で、「ご心労、ご心痛と 呼んだ方がいい」と述べた。 この日は雅子妃の誕生日で、天皇・皇后への挨拶が予定されていたが、風邪の ため中止。 まさにその日に「ご心痛」という主治医発言があったために、雅子妃問題が再 燃、追い討ちをかけるように11日、羽毛田宮内庁長官が次のように語った。 「将来にわたる皇統の問題をはじめ、皇室にかかわるもろもろの問題をご憂慮 のご様子を拝している」――。 これでは誰が読んでも、天皇皇后両陛下と皇太子夫妻の確執が表面化、いっそ 天皇は、見識も自覚もある秋篠宮でどうか、という記事である。 むろん皇位継承権の一位は皇太子であり、秋篠宮が天皇となるには、雅子妃の ために皇太子が皇籍から離脱するしかないが、皇太子にはそんな“自由”もな く、皇籍典範の改正が必要なのである。 なにより、皇太子が皇籍離脱を望んでいるわけではないし、秋篠宮が天皇の地 位に強い意欲をもったわけでもない。 繰り返すが『文藝春秋』は、秋篠宮を礼賛、皇太子夫妻の「ふさわしくない資 質」をあげつらい、両陛下と皇太子夫妻の気持ちを逆なで、騒動を大きくしよ うと企んでいるとしか思えない。 でなければ、「秋篠宮が天皇になる日」といった刺激的なタイトルはつけない はずである。 実は、この記事には既視感があった。 文藝春秋OBの花田紀凱氏が編集長を務める『Will』の西尾幹二論文であ る。 西尾氏といえば、保守論壇の大御所として知られ、鋭い筆致で“進歩的”な文 化人をえぐって小気味がいいが、昨年5月号と6月号で展開した皇太子夫妻批 判は、読むに耐えなかった。 事実誤認があるし、週刊誌やワイドショーで垂れ流されている、信憑性の薄い 皇室報道を軸に論を組み立てていた。 雅子妃批判で話題を取りたい“下心”が明白で、実父の大和田恆氏のことまで 「進歩主義的反日思想の持ち主であることは紛れもない」と、断じていた。 今、病気の雅子妃の問題をあげつらい、皇太子批判をして、夫妻の皇籍離脱を 願う国民など、どこにもいない。 それを承知で、なぜセンセーショナルな見出しの記事を掲載、かき乱すのか。 文春の新たな実力者と評される飯窪成幸編集長は、先輩の花田氏に示唆された のか。 「売らんかな」の度が過ぎている。飯窪編集長の見識が問われる。 ◆会員制経済情報誌『現代産業情報』購読のご希望は本誌がお取次ぎいたしま す。お申し出をいただければ、無料で見本誌をお送りいたします。 【お知らせ】 ★★★★ 第19回社内広報サロン ★★★★ ★■2月20日 金曜日 18時30分より■★ ■「通信委員、編集委員、社内報編集体制を考える」■ 社内報編集に関する体制には、通信委員、編集委員などがあります。現場の ニュースや意見を収集する手立てとして組織しているところもあるでしょう。 しかし、本当に、効率よく運営されているでしょうか? 形骸化してはいないでしょうか? 今回は、通信委員、編集委員について、皆さんとお話したいと思います。 ■詳しくは http://www.commu-suppo.net/salon/20090220salon.pdf ━〔新刊書籍のご案内〕━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■27万部突破のベストセラー第2弾! 『読書は1冊のノートにまとめなさい』奥野宣之 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491849/ →100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング →多読・速読より、1冊ずつきちんと頭に落とす読書術 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ついに発売! 27万人が支持した『情報は1冊のノートにまとめなさい』の 第2弾がついに出版されます。 今度のテーマは「読書術」。 ■なぜ、読んだのに覚えていないのか? 何十冊、何百冊読んでも、ほとんど何も覚えていない……。 多くの方がこの悩みを抱えています。 でも、「覚えていない」は「読んでいないと同じ」です。 この本では、読んだ内容を確実にあなたの「財産」にする、 「インストール・リーディング」の技術を紹介します。 →詳しくは公式サイトへ http://www.nana-cc.com/note/reading.html --------------------------------------------------- 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 取締役 社内広報事業 ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田 健一 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6 新宿加藤ビルディング5F Tel : 03-5312-7471 Fax : 03-5312-7475 E-mail :toyoda@nana-cc.com URL : http://www.nana-cc.com URL : http://www.commu-suppo.net --------------------------------------------------- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2009年2月4日 第469号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |