■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  2009/2/11  No.470   週刊メールジャーナル  読者数11111(前回)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●官邸はどうなっているのか――漏れ伝わる「秘書官たちの暗闘」
(会員制経済情報誌『現代産業情報』2月1日号より転載)

官邸内部から複雑な不協和音が漏れ伝わってくる。

昨年末、官房長官秘書官に経済産業省から今井尚哉官房総務課長が新たに加わ
ったことをめぐってである。

まず、首相秘書官との間に軋轢が生じているのだという。

関係者が語る。

「この人事は与謝野馨経済財政相の強い意向で実現したといわれています。元
来、官房長官秘書官(事務)は財務省、外務省、警察庁、内閣府から出すのが
慣例になっていました。今井氏は5人目の事務秘書官となり、異例の人事なの
です」

与謝野氏は、なぜ慣例を破ってまで今井氏を官房長官秘書官に送り込んだのか。

関係者は「官邸を事実上仕切っている感のある、総務省出身の岡本全勝首相秘
書官を牽制するためだと受け止められています」と指摘する。

旧自治省出身の岡本氏が首相秘書官入りした経緯は、記憶に新しい。

外務、財務、経産省と警察庁の四省庁から出し合う慣例を破り、総務省から官
邸入りした岡本氏は、秘書官の中で年次が最も上という理由で政策総括担当と
なり、筆頭格に位置づけられた。

今では政務にも関与しているといわれるほどの権勢をふるっていると伝えられ
る。

「それだけではない。総務省の瀧野欣弥事務次官の強い後押しを受け、岡本氏
は官邸内部での総務省の影響力拡大に動いています。

旧郵政、旧自治にとって、官邸は心理的に遠かったですからね。今は、我が世
の春の気分でしょう。

これに反発したのが、それまで筆頭格だった財務、経産両省です。現在、両省
出身の秘書官には、首相の情報が入りにくくなっており、情報を独占しようと
する岡本氏や総務省への恨みは強くなっている。

こうした内情が、与謝野氏の耳に入ったのです。

与謝野氏は財務、経産両省に強いから当然です。

与謝野氏は、地方分権を口実に総務省が与謝野氏の財政再建路線に異論を挟む
ことに立腹していたため、総務省を叩こうと経産省から今井氏を官邸に押し込
んだのです。

官房長官秘書官ですが、与謝野氏は事実上の首相秘書官の認識で今井氏を送り
込んだはずです」

官邸では総務省と与謝野経済財政相の代理戦争として、首相秘書官の岡本氏と、
官房長官秘書官の今井氏の暗闘が繰り広げられることになる。

「今井氏の人事を受け、岡本氏のガードは一層堅くなった。首相情報が今井氏
に流れないよう、情報管理を徹底し始めたのです」(関係者)

しかも、事態は複雑に変質してゆく。

今度は、官房長官秘書官の間が揉めているというのだ。

「“横紙破り”で官邸に入った今井氏に対し、他の官房長官秘書官たちが距離
を置いているようなのです。

今井氏は安倍晋三首相時代の首相秘書官も経験しているということで、官房長
官秘書官の中で筆頭格で扱われるようになった。

政務にもかかわります。これが他省庁出身の官房長官秘書官たちからの
“嫉妬”を買い、亀裂を生んでいるようなのです」(関係者)

これらの関係者証言が事実であれば、官邸は官僚と省庁の欲望に飲み込まれて
いるということになる。

そこには公の意識は見当たらず、己と出身官庁の利益でしか行動原理を見るこ
とができない。

霞が関の意識が低すぎるのか、それとも官僚を制御して使いこなせない首相ら
に原因を見出すべきなのか。

いずれにしても、関係者証言で描かれる官邸の姿には、哀れさが深く漂ってい
るとしか言いようがないのである。

◆会員制経済情報誌『現代産業情報』購読のご希望は、本誌がお取次ぎします。
お申し出あれば、無料で見本誌をお送りいたします。



【お知らせ】

■■■第8回全国社内誌企画コンペティション■■■

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厳しい時期だからこそ、「社内報」の底力を!
「会社を元気に、社員をイキイキ。」、そんな社内誌を応援します
第8回全国社内誌企画コンペティション 募集開始!

過去には、1/4頁の企画がゴールド企画賞を受賞されたこともあります
頁数に関わらず、“気軽に”あなたの「イチオシ企画」をご応募ください
詳しくは 
⇒http://www.commu-suppo.net/competition.html

問い合わせ先:ナナ総合コミュニケーション研究所
⇒http://www.commu-suppo.net/

担当:豊田 e-mail ⇒commu-suppo@nana-cc.com
Tel ⇒ 03-5312-7471

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★★★★ 第19回社内広報サロン ★★★★

★■2月20日 金曜日 18時30分より■★

■「通信委員、編集委員、社内報編集体制を考える」■

社内報編集に関する体制には、通信委員、編集委員などがあります。現場の
ニュースや意見を収集する手立てとして組織しているところもあるでしょう。
しかし、本当に、効率よく運営されているでしょうか? 
形骸化してはいないでしょうか? 
今回は、通信委員、編集委員について、皆さんとお話したいと思います。

■詳しくは
http://www.commu-suppo.net/salon/20090220salon.pdf
---------------------------------------------------
 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
 取締役 社内広報事業
 ナナ総合コミュニケーション研究所  所長
 豊田 健一
 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6
 新宿加藤ビルディング5F
 Tel :  03-5312-7471
 Fax :  03-5312-7475
 E-mail :toyoda@nana-cc.com
 URL : http://www.nana-cc.com
 URL : http://www.commu-suppo.net
---------------------------------------------------
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 週刊メールジャーナル 2009年2月11日 第470号(水曜日発行)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
        〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201
ホームhttp://www.mail-journal.com/
メールadmin@mail-journal.com
転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■