■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2009/2/18 No.471 週刊メールジャーナル 読者数11124(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●御手洗経団連会長の「大光脱税事件」への深すぎる関与 (会員制経済情報誌『現代産業情報』2月15日号より転載) 元請の鹿島はもちろん、土建、電気、各種設備などの下請け工事関係者の誰も が、大光社長の大賀規久容疑者のことを、日本経団連会長を務める御手洗冨士 夫キャノン会長の「社外秘書」だと思っていた。 「地鎮祭」「開所式」といった工事の節目に御手洗会長が大分県に来ると、そ の横には、かいがいしく世話をする大賀容疑者の姿が必ずあった。 それはキャノンのコンサルタントとしての自分の力を見せつけるパフォーマン スではあったが、大賀容疑者に細かい指示を出し、食事に連れ歩くなど可愛が ってもいる御手洗会長の姿は、「俺はキャノンの代理人」を公言する大賀容疑 者の“地位”を保障するものだった。 「単に御手洗会長の世話を焼いているわけではない。キャノンの人事や工事の 情報にやたら詳しかったし、それを耳打ちしてくれた。 傲岸不遜なところはあったが、諸江(昭彦)専務の名前を呼び捨てにすること もあって、キャノンの大賀さんの立場は特別なんだと思っていた」(工事関係 者) 確かに、工事関係者が等しくそう思ったからこそ、コンサルタント料の他に裏 ガネを渡し、ダミーの業者を間に入れることを了承するなど、30億円もの所 得隠しにみんなで協力したのだろう。 御手洗氏は事件後にこう語った。「永年の友人だが、弁護するつもりはない。 (親密な関係が利用されたことは)気がつかなかった。残念で悔しい」 大賀容疑者は、御手洗パイプ一本でのしあがってきた男である。 キャノンの下請け工事会社のライトブラックが元は炭素繊維の会社で、大分工 場の警備会社であるデュークが服飾会社であったことが象徴するように、65 歳となった今、仕事のすべてをキャノンに切り替えている。 「建設会社の日建という家業を手伝いながら、洋服販売やベンチャービジネス などにいろいろ手を出したが、どれもうまくいかなかった。人に頭を下げるの が嫌いだから、商売がうまくいくはずがない」(大分の知人) 大賀容疑者の兄の建三氏と御手洗氏が、佐伯鶴城高校の同級生で、大賀容疑者 はその8歳下の後輩である。 また、現社長の内田恒二氏も佐伯鶴城高校の出身で、大賀容疑者の2歳上の先 輩。 そのほか御手洗氏には大分県、なかでも佐伯市出身者への“偏愛”があり、そ れが今回の事件の背景にある。 それも含めて、「気がつかなかった」では済まない。 キャノンUSA社長としての長い米国暮らしを終えて帰国した御手洗氏のため に、大賀兄弟は横浜・鶴見に土地を求め、家を建ててやった。 ここまでは「郷里の友達」としてつきあいの範囲だが、御手洗氏の従兄弟の肇 社長が急逝、1995年、御手洗氏が社長に就任してから、大賀容疑者の御手 洗氏への接近が“意図的”になっていく。 キャノンを創業したのは、御手洗氏の叔父の毅元社長であり、その長男・肇氏 の急逝がなければ、御手洗氏に社長の芽はなかった。 全権を握った御手洗氏への大賀容疑者の“忠節”は、事件屋、仕事師の手口に 似ている。 とにかく尽くす。早く夫人を亡くして、休日に暇を持て余すことのある御手洗 氏のために、ゴルフ接待、メンバーを用意して運転手を務める。夜、食事の相 手がいないようなら、場所をセッティングして相手を務める。 細々とした身の回りの世話だけではない。 捜査権力とつきあうことの意味を知る大賀容疑者は、大分県警本部長を務めた 故竹島久和士氏が設立した日本シークレットサービスと親しくつきあい、大光 関連会社の匠は、東京・永田町で日本シークレットサービスと同じビルに事務 所を構える。 また、監査役には谷むら龍二氏を迎え、「国税ノンキャリアのドン」の力を借 りることもあった。 さらに大賀容疑者には、一緒に逮捕された長田助勝容疑者が、元県議会議長と いう肩書きを持つ大光取締役であったことに証明されるように、市議、県議、 県知事に至る幅広い大分県政界への人脈もあった。 御手洗氏は、そんな豊富な人脈を持つ大賀容疑者を重宝し、利用することもあ った。 二人の「阿吽の呼吸」は、佐伯市の中でも「陸の孤島」といわれた蒲江町出身 であるところから合わされており、キャノンの中でも大賀容疑者の立場は特別 で、「内の側近」が諸江専務で、「外の側近」が大賀容疑者と、認識されてい た。 だから鹿島も工事業者も、大賀容疑者の無茶な要求をのみ、料亭や高級クラブ などのつけ回しを認めた。 それを、御手洗氏が本当に「知らなかった」というのなら、こんなうかつな世 間知のない人に、財界総理を任せてはなるまい。 ◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』ご購読のご希望は、本誌 がお取次ぎを致します。お申し出あれば無料で見本誌をお送り致します。 【お知らせ】 ■■■第8回全国社内誌企画コンペティション■■■ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 厳しい時期だからこそ、「社内報」の底力を! 「会社を元気に、社員をイキイキ。」、そんな社内誌を応援します。 第8回全国社内誌企画コンペティション 募集開始! 過去には、1/4頁の企画がゴールド企画賞を受賞されたこともあります。 頁数に関わらず“気軽に”あなたの「イチオシ企画」をご応募ください。 詳しくは ⇒http://www.commu-suppo.net/competition.html 問い合わせ先:ナナ総合コミュニケーション研究所 ⇒http://www.commu-suppo.net/ 担当:豊田 e-mail ⇒commu-suppo@nana-cc.com Tel ⇒ 03-5312-7471 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★★★★ 第19回社内広報サロン ★★★★ ★■2月20日 金曜日 18時30分より■★ ■「通信委員、編集委員、社内報編集体制を考える」■ 社内報編集に関する体制には、通信委員、編集委員などがあります。現場の ニュースや意見を収集する手立てとして組織しているところもあるでしょう。 しかし、本当に、効率よく運営されているでしょうか? 形骸化してはいないでしょうか? 今回は、通信委員、編集委員について、皆さんと語り合いましょう! ■詳しくは ⇒http://www.commu-suppo.net/salon/20090220salon.pdf --------------------------------------------------- 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 取締役 社内広報事業 ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田 健一 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6 新宿加藤ビルディング5F Tel : 03-5312-7471 Fax : 03-5312-7475 E-mail :toyoda@nana-cc.com URL : http://www.nana-cc.com URL : http://www.commu-suppo.net --------------------------------------------------- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2009年2月18日 第471号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |