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  2009/6/3  No.486   週刊メールジャーナル  読者数10851(前回)
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●「金権政治家」の事実が続出する二階俊博経産相は説明責任を果たせ!
(会員制経済情報誌『現代産業情報』6月1日号より転載)

小沢一郎前民主党代表の秘書が保釈され、久々に「西松建設事件」が報じられ
たものの、事件報道そのものは沈静化、「二階ルート」はいつの間にか吹き飛
んでしまった。

二階俊博経済産業相の政治団体が、西松建設に約300万円の事務所家賃を肩
代わりさせていた疑惑は、検察の与野党政治家をターゲットにするという「バ
ランス感覚」で捜査着手され、発覚したものである。

「小沢ルート」に対する「二階ルート」は、小沢秘書逮捕を受け、民主党が激
しく「国策捜査」と批判、小沢代表も鳩山由紀夫幹事長(現代表)も、徹底抗
戦の姿勢を示したことで、その流れをそらすように検察がマスコミにリーク、
一時は、「二階経産相の秘書や弟の逮捕は間違いなし」という勢いだった。

だが、結局、マスコミの司法記者会は、検察の情報操作に踊らされただけであ
る。

「金額が少ない」「物証に乏しい」「西松建設幹部の証言が取れない」といっ
た“言い訳”がなされ、総選挙前という微妙な時期であることも「着手しない
理由」に挙げられているが、それは「小沢ルート」も同じことだった。

弊誌は、この問題をしつこく取り上げている。

No.621では「検察は身内の司法記者クラブに、密室で語りかけるのでは
なく、国民の前で堂々と説明責任を果たせ!」と、検察批判を展開した。

そしてNo.622では、マスコミは話題を小沢辞任後の「代表選」に持って
いくのではなく、「小沢捜査の是非を論じるべきだ!」と、主張した。(いず
れも本誌転載済み=本誌注)

小沢氏の政治資金規正法違反が「政治家・小沢一郎」の重大犯罪だと思ってい
る人などいない。

そして検察幹部は、「目の前の違法行為を見逃すわけにはいかない」と語って
いるが、これは建て前で、政治任用など「霞が関の秩序」を打ち壊そうとする
小沢民主党への全官僚の恐れを代弁する形で、捜査着手したのだった。

つまり東京地検特捜部は、政権交代の障害となった。

そして「小沢首相」の芽をつぶした。

検察もまた法務省の抱える行政機関ではあるが、国民から「政権選択の自由を
奪った」という意味で、今回の恣意的な捜査は、実に罪深い。

そうした検察の抱える問題とともに指摘したいのは、二階俊博経産相の説明責
任である。

二階氏は、検察の「バランス捜査」のトバッチリを受けたつもりのようで、
「何の問題もない」と、周囲には語っているが、これまで正式に釈明したこと
はない。

だが、疑惑は根深く、事務所家賃、ウラ献金、口利きなどは、西松建設が特別
扱いをしていた証明で、騒動の渦中に口を開くことははばかられたとしても、
沈静化した今は、「西松との関係」を自ら積極的に語るべきだろう。

地位とカネの双方を握るのは大物政治家の“証”で、戦後保守政権は、清濁併
せ呑むそうした大物によって牛耳られてきた。

それが、透明性を求めるグローバル化の流れの中で変化、「変人宰相」の小泉
純一郎氏の登場あたりから、政界の水も濁りが少なくなった。

しかし二階氏は、いい意味でも悪い意味でも「昔風の大物」である。二階派を
率いる派閥領袖の二階氏は、表裏に通じ、業界や企業の面倒見がいい。

経営破綻寸前の日本航空は、二階氏に頼って国交省の助けを借り、日本政策投
資銀行からの融資を受けて、“存続”することになった。

羽田空港の拡張工事において、ゼネコン、マリコン、砂利業者が陳情に訪れる
のは、やはり二階氏である。

その実力者ぶりを証明するように、新たな疑惑も発覚している。

「二階俊博経済産業相が会長の政治団体『新しい波』(二階派)や同派事務総
長の泉信也参院議員が代表の自民党支部が、海洋ゼネコン(マリコン)関係者
らでつくる政治団体から3年間で総額4000万円の献金を受けていたことが
8日、本紙の調べで明らかになりました」(『赤旗』5月9日付)

この政治団体は、マリコンが20〜30社集まる「さんそう会」。東亜建設工
業の元役員が代表を務めており、「政治団体を隠れみのにした事実上の政治献
金」という『赤旗』の指摘は正しく、西松建設の政治資金問題と変わるところ
がない。

浮上しているのは、大物運輸族であるがゆえのゼネコン、マリコンと二階氏と
の献金を伴う親密すぎる関係であり、そうした問題に経済産業相という重要ポ
ストにいる閣僚が、一言も述べず、釈明もしないのは、明らかにおかしい。

捜査は終わってはいない。「形だけ」という批判を払拭すべく、特捜部は専従
の検事を残し、総選挙後の着手を目指して、捜査を継続している。

疑惑が晴れていない以上、二階氏は説明責任を果たすべきなのだ。


●日本郵政社長人事で軋む「政治」と「財界」
(転載同前)

西川善文社長の去就が焦点となっている日本郵政の社長人事が、6月末の株主
総会を前に更迭派と続投派の攻防がピークを迎えている。

政府が全株式を所有している日本郵政の役員改正には、総務相の認可が必要。

「かんぽの宿」を問題視した鳩山邦夫総務相は、西川氏の更迭を公言しており、
「西川氏は更迭」との見方が強かった。

後任には、団宏明郵便事業会社社長(元郵政事業庁長官)の就任が有力で、既
に「新聞辞令」が出たほどだ。

団氏の社長就任は、郵政民営化反対の議員が支持し、特定郵便局長会(全特)
も推す。

団氏は2月に郵便事業会社社長を兼務したまま日本郵政副社長に就いたが、
「郵政民営化に反対する鳩山邦夫総務相が、社長就任含みで強引に副社長に押
し込んだ人事」(総務省関係者)というのが定説だ。

が、日本郵政の取締役会は5月18日に指名委員会を開き、西川氏再任を決定。

「日本郵政は社長を含めた役員人事を社外取締役が選任する『委員会設置会社』
。認可権限を持つ総務相だけで人事を決められない仕組みを採用しています。
郵政に委員会設置会社を採用したのは、竹中平蔵元郵政民営化担当で、郵政民
営化の反対勢力が社長人事を覆すことを想定して導入したのです」(関係者)

社外取締役には、牛尾治朗元経済同友会代表幹事や奥田碩前日本経団連会長ら
郵政民営化推進派が名を連ねており、西川氏再任決定の背景には、郵政民営化
路線の後退に対する社外取締役陣の強い懸念がある。

西川氏人事は、いわば「かんぽの宿」問題を入口とした郵政民営化反対派と推
進派の衝突という様相を呈している。

推進派が株主総会に提出する「西川社長再任案」を、鳩山総務相を筆頭とする
反対派がどう扱うか。

麻生首相ら官邸サイドは「総務相のもとで適切に処理されるべき」と静観を決
め込み、政治問題化を避けているが、総務相の動き次第では、そうはならない
可能性が出ている。

関係者はこう明かすのだ。

「総務相は、西川派を封じ込むために『白山会』事件を利用しようとしていま
す。障害者向け郵便料金割引制度の不正利用をめぐり、不正を知りながら大量
のDMの発送を黙認した郵便事業会社の幹部が大阪地検特捜部に逮捕されたこ
とを、西川氏の責任に絡めようとしているのです」

確かに郵便事業会社が割引不正に関与していたとなれば、西川リーダーシップ
に異を唱える材料になるかもしれない。

だが、白山会事件をめぐっては、鳩山総務相も、こう囁かれているのだ。

「民主党の牧義夫衆院議員の深い関与が取り沙汰されていますが、総務相は団
氏に『牧は関係しているのか』と質し、『無関係。郵政の中の問題である』と
の言質をとったことがあります。

所管大臣に楯突けるはずがないし、当時はかんぽの宿でさんざん揺さぶられて
いた郵政側は、“牧氏潔白”の言質を無理やりとらされた形です。

総務相は、かつての秘書である牧氏に貸しをつくり、いずれ『鳩山新党』の手
駒にしようという腹なのでしょうが、これは事実上の“指揮権発動”であり、
悪質な恫喝だと霞が関では囁かれています。

表面化すれば、何らかの形で総務相は返り血を浴びておかしくない」(関係者)

白山会事件は、いぜん大阪地検特捜部が捜査を継続中。牧氏は関与立件がまっ
たく見送られるとはいえない。

これをカードにしようという、総務省ら民営化反対派の思惑は、リスクと裏腹
でもあることに、反対派自身が気がづいていないとしか思えないのである。

◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』購読のご希望は、本紙が
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【以下は5月21日付《わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一
針」号外》より転載】

「NHKを正す会」へご支援を! 
 
☆署名サイト↓でNHKにNOを突きつけて下さい!
http://www.shomei.tv/project-1030.html

NHKが平成21年(2009)4月5日に放送したNHKスペシャル シリーズJA
PANデビュー第1回『アジアの“一等国”』のあまりにも偏向した内容に驚
愕したNHK記者OB2人と同憂の士が語らい、NHKを公共放送の本道に引
き戻したいと願って「NHKを正す会」のサイトを創設いたしました。 

NHKに対し良識ある国民の思いを突きつけるため「署名サイト」へのリンク
も用意しました。NHKが私たちの批判に誠実に対応しない場合は受信料の支
払いを停止する計画であり、ご賛同いただける場合は「署名サイト」でぜひと
もNHKへ「NO!」を突きつけていただきたく、お願い申し上げます。
http://www.shomei.tv/project-1030.html

1-上記をクリックすると署名TVと言うサイトに行きます

2-少し下までスクロールしてください。

3-「このプロジェクトに署名する」画像になりましたか?

4-そこで「今すぐ署名する」をクリックします。

5-「NHKを正す会」へ署名しますと言う画面が現れます

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14-コメント欄には口座振替、継続振込、クレジットカード継続払、支払コース
(2か月払、6か月前払、12か月前払)などを書き込んでいただきますとNHKに対
しての圧力が増しますのでお手数ですが、よろしくお願いいたします。
 
「NHKを正す会」有志一同

代表:大谷 英彦(元NHK政治記者)
同  :渡部亮次郎(同、「頂門の一針」主宰者)
http://nhk-tadasukai.iza.ne.jp/blog/



【お知らせ】

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「社内報、経営企画の展開の仕方を考える」
⇒http://www.commu-suppo.net/salon/20090619salon.pdf
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 取締役 社内広報事業
 ナナ総合コミュニケーション研究所  所長
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 週刊メールジャーナル 2009年6月3日 第486号(水曜日発行)
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