■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2009/9/30 No.501 週刊メールジャーナル 読者数11059(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【お断り】 今回は、本誌9月9日号(No.498)に掲載した『社内広報と社内報担当者のた めのコラム』続編(第2回目)を転載します。本編は「ナナ総合コミュニケー ション研究所」のポータルサイト「コミ・サポネット」のコラム「社内広報を 考える」から転載しています。このコラムへアクセスするには、無料の会員パ スワードが必要です。パスワードを取得するには「コミ・サポネット」のメー ルマガジン購読(無料)の登録をしてください。 なお第3回目は本誌10月21日号に掲載する予定です。 http://www.commu-suppo.net 【社内広報と社内報担当者のためのコラム】 ■コミュニケーション企画とインフォーマル・コミュニケーション(その2) (従業員の本音を引き出す「コミュニケーション企画」の立て方) 一方の「経営企画」は、「フォーマル・コミュニケーション」を担っている部 分である。したがって、基本的に経営方針から逸脱したメッセージを発信する ことは不可能なのである。 これに対して、インフォーマル・コミュニケーションとしての「コミュニケー ション企画」は、コンプライアンスや社会常識に反しない限り、基本的に「社 内での自由な発言」が許されなければならない「場所」なのである。 この部分に、さまざまな制約を加えるような、マネジメントであるならば、そ もそも、社内コミュニケーションが不必要な経営といわざるをえない。 例えば、「建て前ばかりで本音とかけ離れている」と、多くの読者が感じるよ うな記事が多ければ、自然と読者の「社内報離れ」が起きてしまうだろう。 「コミュニケーション企画」の最大の特徴は、指示命令系統であるタテの経営 組織で“ろ過”されない、従業員の“生の声”をトップに届けることにある。 誰に遠慮するでもない、従業員の“生の声”は、経営陣にとって、とかく届き にくい“天の声”でもある。 このような“天の声”を、統治組織を経由せずに、経営に反映することこそ、 社内広報の最大の責務といっても過言ではないだろう。 実際、厳しい経営環境の中でのリストラ(選択と集中)は、昨今の経営環境で は、経営者にとって最大の責務といっていい。 だが、リストラ効果を最大限発揮できるかどうかは、従業員の価値観を経営ベ クトルに最大限統一できるかどうかにかかっているはずだ。 従業員の意識と行動を経営のベクトルにまとめることができれば、会社の持つ ポテンシャルを最大限引き出すことが可能になる。 経営のポテンシャルは、従業員個々のポテンシャルの集積だからである。 社内報「コミュニケーション企画」の代表的なテーマに「職場紹介」とか「従 業員紹介」がある。 平常時の企画ならば、職場の仕事内容や従業員の人がら、趣味など、表面的な 取材と情報提供で済むのだが、経営力を高めるために活発な社内コミュニケー ションを必要としている時には、同じ企画でも独創的な工夫が必要になる。 例えば、従業員による従業員のための「読書のすすめ」や「おすすめグルメレ シピ」等の連載企画にしても、「会社の緊急時だから」といって、そのような 「やわらか企画」をただスポイルしてしまうのは、最低の下策である。 「このようなときだからこそお奨めできる本」を紹介したいという従業員はか ならずいるはずだし、「こんな料理で元気を出そう」などといった、スタミナ レシピを紹介したい読者もいるはずである。知りたいニーズもあるはずだ。 そのような企画を通じて、会社への思いや提言をメディアでピックアップする 工夫こそ、上策といえる。 ほんの少し、編集者の意図を変えるだけで、ノンポリな企画を、アクティブな 意味を込めた「コミュニケーション企画」に変貌させることができるのである。 もし、会社が非常時と判断するならば、ひたすら「経営企画」を流すよりも、 読者にインパクトを与える「コミュニケーション企画」にシフトして掲載した 方が、経営への効果が大きい場合もある。(以下次号) ●政治を戯画化、劇場化して恥じないテレビ局とニュースキャスターの大罪 (会員制経済情報誌『現代産業情報』9月15日号より転載) テレビが病んでいる。 今に始まったことではないが、その病は急速に進行している。 象徴が「のりピー報道」だろう。 ジャンキーの酒井法子夫妻が、クスリで捕まっただけのニュースを、過去のア イドル時代の映像も交えて、繰り返し飽きるほど流し続ける必要があるのだろ うか。 既にのりピーは、覚醒剤の所持と使用という犯した罪以上の制裁を、マスコミ によって受けている。 追起訴されて保釈されるかもしれないというだけで、1時間番組を制作してし まうテレビ局のあり方は、異常というしかない。 国民に伝えるべきものを持たないテレビ局のプロデューサーに、報道番組が侵 されていると、国民まで劣化する。 衛星放送で米CNNや英BBCが気軽に視聴できる時代になったが、そこでは 別世界の報道番組が制作され、淡々と正確にニュースが流されている。その質 の差に愕然とするしかない。 目まぐるしい速度で国際情勢が変化、それを読み取らなければ国際競争に勝て ない。 9月15日の新聞各紙は、ロシアとベネズエラが親米コロンビア政権に対抗す るために武器供与契約を結び、中国共産党の4中全会での焦点が「ポスト胡錦 濤」であること、欧米石油3社がCO2 の地下貯留を始めたことなどを報じて いる。どれだけの人に関心があるかはともかく、必要な報道だろう。 だが、それらがテレビで報じられることはない。この日の報道番組とワイドシ ョーのトップニュースは、いずれものりピー。 日本テレビを例に取ると、朝5時20分の「ズームインSUPER」から始ま って、「スッキリ!」「おもいっきりDON」「ミヤネ屋」に至るまで、全て のりピーだった。 さらに悲惨なのは、のりピーをトップ報道する感性で、政治番組まで制作して いることだろう。政治のワイドショー化である。そこでは、政策や政治課題が 真剣に論議されるわけではない。 事実やことの優劣は無視され、過激な面白おかしい極論が受け、テレビ局はそ うしたコメンテーターを用意して番組を盛り上げる。 選挙特番もまたショーであり、政治に興味も関心もないような芸人を登場させ、 瞬間芸のような発言をさせて視聴率を稼ごうとする。 また、政治家の側にも問題があり、知名度を上げるためだけにバラエティー番 組に出演、政治家としての品性を落とし、国民の政治への信頼を失わせて恥じ ない政治家がいる。政治家とテレビ局、双方の自殺行為だ。 そんなテレビ局の現状を追認しながら、したり顔で報道、コメントするニュー スキャスターの責任は重い。安藤優子、田原総一朗、古館伊知郎、小宮悦子、 鳥越俊太郎……。 テレビの報道番組や選挙特番で看板となる、こうした大物キャスターは、政治 に一家言あるふりをしながら、政治のワイドショー化に加担してきた。 4年前の郵政選挙を振り返ってみればいい。 「小泉劇場」を、どれだけのテレビ番組が盛り上げ、佐藤ゆかりや片山さつき といった「女刺客」を報道、ホリエモンの選挙運動を“支援”したことだろう か。 広島6区で対抗馬にホリエモンを立てられた亀井静香代議士が、こう語った。 「子供が考えてもこんな選挙、こんな選挙のやり方はおかしい。こんな世の中 は、血刀をふるっても正していく」 言葉は古臭くとも、亀井氏の感性は正しい。事件化したからではなく、MSC B(下方修正条項付き転換社債)を使ったニッポン放送買収、金銭至上主義の 数々の発言、合コンやヒルズ族仲間との遊びなど、ホリエモンの怪しさといか がわしさは、すでに明らかだったが、小泉元首相は“受け”を狙って立候補さ せ、マスコミはそれに乗って、亀井氏らを「守旧派」「造反組」として断罪し た。 家業が政治である小泉純一郎という政治家が、いかに自分勝手で信念がないか は、世襲批判をものともせず、次男の息子に選挙区を譲ったことだけでも明ら かだ。 特定郵便局長が持つ数々の権益は、確かに日本の改革を阻むものではあったが、 小泉氏は自分が彼らと同じ地平に立って改革を阻んでいることをまるで意識せ ず、恥じない。 マスコミは、そんな小泉氏の「改革」を持ち上げ、賞賛、「造反議員」を批判 的に報道した。 あの郵政選挙で、大物ニュースキャスターがどれだけ小泉寄り発言をし、亀井 氏らを貶めたかを一度、検証するといい。 覚醒剤逮捕のアイドルは、過去の映像を食傷するぐらい流されて、キャスター たちが過去を問われないのはおかしい。 公共の電波を使用しながら、国民をグローバル化の中で情報阻害に陥れ、愚民 化するような番組を作り続けるテレビ局、ニュースキャスター、コメンテータ ーに鉄槌を下す必要があるのではなかろうか。 ◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』のご購読は、本誌がお取 次ぎします。お申し出いただければ、見本誌を無料でお送りいたします。 【お知らせ】 ◆◇ 第8回全国社内誌企画コンペティション ◆◇ 相談会、表彰式、交流会、「社内報の日」イベントのご案内 【10月2日金曜日 霞ヶ関ビル35階】 今回は、「社内報の日」特別イベントを開催! 社内報担当者の役割を考える、参加型パネルディスカッション 1.読者の声に耳を傾けているか 2.経営者を巻き込んでいるか 3.わくわくしながら仕事をしているか について、参加者と一緒に考えていきたいと思います あわせて、特別企画 「社内報あるある川柳大会」も同時開催します ◆「社内報イベント」の詳細とお申込は、 http://www.commu-suppo.net/conpetition/8st_moushikomi.pdf ◆「社内報の日」について、 http://www.nana-cc.com/bana/whatnews.html ◆「社内報あるある川柳大会」の詳細とご応募は、 http://www.nana-cc.com/bana/bana.html --------------------------------------------------- 株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 取締役 社内広報事業 ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田 健一 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6 新宿加藤ビルディング5F Tel : 03-5312-7471 Fax : 03-5312-7475 E-mail :toyoda@nana-cc.com URL : http://www.nana-cc.com URL : http://www.commu-suppo.net --------------------------------------------------- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2009年9月30日 第501号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |