■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  2010/4/21    No.528   週刊メールジャーナル   読者数11114(前回)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【本誌おすすめの図書】


あらゆるビジネスシーンで使える

「どうしようかな……」を「なるほど!」に変えてゆく

コミュニケーションテクのすべて。

『心動かす交渉術』

〜顧客リピート率95% トップクラスのヘッドハンターが使う交渉術〜

【著者】小松俊明  【価格】定価(本体1,300円+税)

詳細、購入はこちら⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491970


【本誌おすすめの映画祭】


“知らなかった世界がここにある”『第7回東京平和映画祭』

マイケル・ムーア監督『キャピタリズム マネーは踊る』、

サム・ボッゾ監督『ブルーゴールド―狙われた水の真実』、

小林アツシ監督『どうするアンポ?〜日米同盟と私たちの未来〜』

など10作品と講演など

6月19,20日の2日間でお届けします。

詳細、チケット購入はHP⇒http://www.peacefilm.net/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


●鳩山首相完敗なら小沢実力政権しかない!
(会員制経済情報誌『現代産業情報』4月15日号より転載)


賞味期限切れの政治家が、老人党を立ち上げた。
平沢氏と与謝野―園田ラインでは、基本的な政治理念が違うはずである。

応援団が中曽根、渡恒、慎太郎というのでは、いくら慎太郎が吼えても、時代
錯誤といわれても仕方あるまい。

だいたい、本気で応援するというなら、中曽根も慎太郎も息子くらい説得して、
新党に参加させるくらいの責任があるだろう。

もちろん、慎太郎は落選中の三男・宏高を参院選に出馬させるくらいのことは
考えているだろうが、直ぐには知事を辞めないと言うのだから、結局、長男の
伸晃氏を知事の後継に考えていることは間違いない。

杉並の区長や横浜前市長が新党を構想しているようだが、中田氏のイメージだ
けで評価が下がるのは必死で、それに気づいていないグループの政治センスが
疑われる。

また、自民党内では指導力も人望もない舛添氏だが、東国原宮崎県知事と会談
すると報じられ、またまた「田舎芝居」の再現かと笑われている。

この人物も結局、政治センスがないのだ。当然に、将来の総理総裁の夢など、
笑止千万だ。

「自民か民主か」の二大政党論が猛威を振るっていた一年前と比べると、民意
はまるで変わってしまった。

せっかく長年続いた自公政権に代わって、民主党政権になったにもかかわらず、
国民の期待に応えていない。
二大政党に丸ごと不信感が強まっている。

自民党は完全に崩壊過程にあり、これからも泥船から脱出しようという政治家
が出るだろう。

しかし、政治家として魅力のある人物がいない現状では、何が起きても国民・
有権者にとってプラスになるような状況にはなりそうもない。

おそらく前記老人党の出現で、最も慌てているのは渡辺喜美氏率いる「みんな
の党」だろう。

自民党にも民主党にも不信感を持つ浮動票を当てにして、第三極を旗印に大量
得票、当選を狙っていた勢いに水を差されてしまった。

それにしても、民主党政権に対する有権者・国民の目は厳しい。

読売を始めとする大手紙やテレビは、相変わらず新政権攻撃を行なっており、
設問の仕方まで怪しい世論調査なるもので、支持率の低下を報じ、「危険水域」
にまっで達したと、連日報じている。

毎日を厳しい生活との闘いに終始している国民・有権者が、本当に政治とカネ
や沖縄普天間基地の移設問題に関心があるとは思えない。

結局マスコミが民主党政権を追い詰めようという意図で、世論調査を仕掛けて
おり、ある種の情報操作ともいえる。

しかし、参院選を前に、鳩山首相が公約した5月までに普天間問題を解決する
という結果が失敗すれば、鳩山首相の進退問題に直結する。

宇宙人的な発想の鳩山氏だから、何らかの新しい提案がなされるかもしれない
という期待があるが、対米国、対沖縄住民との矛盾を解決するには、かなり厳
しい。

その場合、ポスト鳩山に誰が相応しいのかだが、小沢氏が首相候補に名乗りを
挙げる、正面突破作戦しかないではないか。

この間、あらゆるメディアなどの攻撃に晒されながら、なお政治家小沢一郎と
して存在したいならば、小沢首相を目指すしかない。

その覚悟がないのなら、鳩山首相とともに、自らの進退を決するべきだろう。

メディアの追及は止まらないのだから、覚悟を決めて指導力のない鳩山氏から、
独断でも良いから絶対的な指導力を発揮して、小沢氏の信じる国のため、国民
のため、最後の働きをすべきではなかろうか。

そして、寝言の止らない渡部恒三老人には、前記老人党への移籍を進めればよ
い。


●地球温暖化対策100兆円!とぶち上げる小沢環境相の“亡国”感性
(転載・同前)


「クライメートゲート(気候疑惑)」、「グラッシャーゲート(氷河疑惑)」
などによって、地球温暖化をめぐる世界の論調が変化、“際物”として扱われ
てきた「懐疑論」が見直されつつある。

当然だろう。

気候変動についての国際的最高峰と認識されていたIPCC(気候変動に関す
る政府間パネル)で、データ改ざんの疑惑が噴出、「世界2500人の科学者
たちの統一見解」とされてきた報告書が、実は温暖化に“有利”なように工作
されていた疑いが出てきた。

昨年11月、IPCCの中核をなす英国の気候研究所のサーバーがハッキング
され、1000通を超える電子メールが流出、その中にデータを温暖化の方向
に改ざん、「トリック(ごまかし)を終えた」といった文書があったのが、ク
ライメートゲート事件である。

今年に入って、IPCCの第四次報告書に書かれた「2035年にヒマラヤ氷
河が消失する」という表記が、誤りであったことが判明したのがグラッシャー
ゲート事件である。

気候学者へのインタビューを記者が取り違えたものが、専門誌にそのまま掲載
され、ショッキングな内容ゆえ、誰もチェックせずに通してしまったという恣
意的なものだった。

地球温暖化の防止は、英国を中心とする欧米先進国が、「環境」との「共生」
を名目に、BRICsなど成長国の資源の使い過ぎを抑制、同時に、成長を緩
やかなものにしようという思惑のなかで始められた。

温暖化ガスの排出権取引など、地球温暖化で新たな金融商品を組成する狙いも
あったし、環境をキーワードにした原子力発電、電気自動車、エコ住宅などで、
成長国に対する優位性を保つという計算もあった。

その“建前”を前面に打ち出しつつ、裏で最大限の国益を確保しようという国
家間の対立の激しさは、何の成果も残さなかったコペンハーゲンでのCOP1
5(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)で証明されている。

残念ながら日本の政治家は、国益のために計算高くふるまうことができない。

国連で、「2020年までに温暖化ガスを1990年比で25%削減する」と
ぶち上げ、国内外の“環境派”から賞賛を浴びた鳩山由紀夫首相は、その最た
るものだろう。

ただ、旧民主党を1996年に立ち上げた時から、「友愛」と「共生」を口に
していた鳩山首相は、その坊ちゃん気質で発言、今更、本人が取り消すには無
理がある。

修正は、次の首相以降がやるしかないが、現段階での問題は、民主党の次期リ
ーダーと目される政策通で、それだけにしたたかな国家戦略を求められる小沢
鋭仁環境相が、首相と同じナイーブさで、温暖化防止を口にするだけでなく、
「温暖化防止予算は今後10年間で100兆円」と、それ以上に過激で国益を
損なう「亡国」の言葉を口にしたことだ。

小沢環境相は、「90年比25%削減」を達成するロードマップ試案を公表し
た。

そこには、国内排出量取引制度の利用、ハイブリッド・電気自動車の普及、再
生可能エネルギーの構築、エコ住宅の建設などが盛り込まれていた。

それは結構だが、2020年までに100兆円の投資規模、という根拠が不明
だった。

また、それがGDPを0.4%押し上げるというのだが、説得力ある数字が示
されているわけではなかった。

M資金メンバーの詐欺師たちは、騙すカネの額は大きい方がいい、とばかりに
1兆円、2兆円単位で資金調達をほのめかすために「豆腐屋」と呼ばれるが、
100兆円が腰だめの数字で、0.4%にまるで真実味がないのだから、「豆
腐屋」と同じである。政治家が詐欺師になったようで情けない。

IPCCはデータだけでなく、米国のアル・ゴア元副大統領とともにノーベル
平和賞を受賞した、ラジェンドラ・パチャウリ議長の蓄財にも批判が集まって
おり、「IPCCは、温暖化でカネを稼ぐ集団」というイメージが、広く浸透
するようになった。

まだまだ貧しいインドで、パチャウリ議長は24時間警備の約800万ドル
(約7億5000万円)の自宅に住み、5台の車を所有、衣食ともに一流品を
好む浪費家である。

それ以上に、温暖化長者となったゴア氏の資金力に敵う人はいない。なにしろ
自ら立ち上げた環境ファンドで50億ドル以上を集め、社外取締役、顧問の肩
書などで企業やファンドに関与、多くの報酬を得ている。

こうして先進国も後進国も、温暖化防止のリーダーたちも、それぞれの思惑の
なかで戦いに明け暮れているのに、早々と、「宣言」をしてしまった日本。

そうなったのは、「亡国」の小沢環境相の周囲に日本のIPCCの中核メンバ
ーが集まり、環境相を囲い込み、洗脳してしまったからだ。

小沢氏だけではない。自民党・小池百合子前環境相は、「エコ商人」のゴア氏
を有り難がって、「アル・ゴア招致委員会」を支援している。

環境もまたシビアな国際政治の道具。
政治家は、環境=正義の単純な二元論から脱却、世界の趨勢を見極めつつ、国
益を考えて国際協調しなければならず、そうしたシビアな世界観を持つ政治家
が、今、求められている。


◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』のご購読は、本誌がお取
次ぎします。無料で見本誌をお送りします。お申し出ください。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  週刊メールジャーナル 2010年4月21日  第528号(水曜日発行)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
        〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201
ホームhttp://www.mail-journal.com/
メールadmin@mail-journal.com
転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■