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  2010/6/23    No.537   週刊メールジャーナル   読者数10925(前回)
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【本誌が継続か廃刊か、岐路に立っています】

「廃刊しよう」という積極的な意志はありません。しかし、「パソコン(マシ
ン)」の不具合がひどいため、廃刊せざるを得ないかもしれません。

これが、「メルマガの特性」といっても良いのでしょうか。

実は、前のマシンが壊れたので買い換えたのですが、資金不足で「中古」(恐
らく大企業の業務用端末)を買いました。これが失敗でした。ユーザーサポー
トが利きません。

本誌は、訳あってメールソフトは「Becy!Ver.2」を使用しています。
このソフトを、新マシンに移すとき、方法を間違ったようです。

プログラムが壊れて、「受信箱」から削除したはずのメールが、ソフトを立ち
上げるたびに、全部「受信箱」に復元してしまいます。

迷惑・スパムメールを含めて、4日経ったら、2000通以上が復元してしま
うようになりました。

復元したメールを仕分けして、不要なものは削除してから、新着メールを受信
しますが、これによってまた復元メールが増加します。毎日500通ほどずつ
不要な削除メールが増加します。

要するに、「読み出し書き込み」のプログラムが壊れたのでしょう。そこで、
ソフト自体を一旦アンインストールして、新しいソフトをダウンロードするの
ですが、何度やり直しても、新しいソフトにはなりません。

マシンの中に、前のマシンのプログラムが残っているのでしょうかね。前のマ
シンから移したソフトは「ファイルごと削除」したはずなのですが。

こうなると、ハードの素人である私には、対処のしようがありません。

本誌は、1999年に創刊、03年に編集人、05年に発行人が交代して現在
に至っています。今年9月から12年目に入るはずでした。

「公募」というと大袈裟ですが、どなたか、発行を継承してくださいますか?

ただ、そういうことが許されるのかどうか、「まぐまぐ」にどんな規定がある
のか、今のところ不勉強で分かりませんが、03年、05年には、スムースに
交代ができました。

本誌の、いまの「サブタイトル」のようなコンセプトにはこだわりませんし、
発行頻度やコンテンツも自由にしてください。

ながらく購読して下さった読者の皆さんに、無断で廃刊しては申し訳が立たな
いと思い、このご挨拶を書いています。

“こんな”メルマガを、長い間購読くださった読者(現在10,000人強)
の皆さまは、ほんとに真面目な方ばかりではないかと思います。

しかも過去、いろいろな方から、たくさんのご意見や貴重な情報をいただきま
した。それが、このメルマガ継続のエネルギーになってきました。

したがって、読者あってのメルマガですから、読者のご期待には、なるべく応
えたいと、マスメディアでは書けない情報を、あえて書き続けてきました。

そんなことぐらい、まだまだ可能と思っています。しかし、ITの世界には、
違ったバリアが存在していることが、改めてわかりました。

なおまた、本誌は、創刊以来一貫して「無収入」に拘ってきました。ただし、
かなり昔、面識のない方からの依頼で、一度だけ、その方のメルマガ宣伝で、
3000円をいただいたことがあります。

ずっと、そのことが引っかかっていましたが、そのメルマガは、今ではかなり
著名なメルマガに育っていることで、お許しいをいただくほかありません。

この「週刊メールジャーナル」を継承してくださる方には、コンテンツも含め
て、まったく自由にしていただきたいと思います。

「老兵はただ消え去るのみ」です。

このメルマガを発行するために、現在、さるプロバイダーと「バーチャルサー
バー」のレンタル契約を結んでいます。月額10,000円です。

それに、数年おきに「インターナショナルドメイン」の更新がありますので、
若干の費用が必要です。

なお、編集用ソフトは「EmEditor」を使ってきましたが、新しくダウ
ンロードするには費用がかかります。

メルマガの配信ポストは、必ずしも「まぐまぐ」を使う必要はないかもしれま
せん。しかし「まぐまぐ」には、読者の自然増が期待できると思います。

このマシンの修復は、「できないことはない」と思うのですが、目下は五里夢
中です。

修復できないときは、他の事情もありますので、廃刊やむなしと考えています。

これを以って、当面の事情を説明させていただきました。



●菅内閣がマスメディアとの戦いに勝てるか?
(会員制経済情報誌『現代産業情報』6月15日号より転載)

菅内閣の支持率が急騰した。鳩山内閣の末期の支持率の3倍程度になっている。
そしてメディアは、支持率上昇の根拠に小沢離れをあげている。

もちろん、世論調査の設問に、小沢氏の辞任がよかったですかといわれれば、
答える方は当然、ハイと答えるだろう。これも意図的に過ぎはしまいか。

内閣支持率の上昇には、子供手当ての実施など、民主党政権がメディアの批判
を超えて実施してきた政策への評価が入っているのではなかろうか。

全てを小沢バッシングに利用して、世論作りをするメディアの暴走が止まって
いない。

かねてから指摘しているように、「ワイドショー政治」「世論調査政治」が続
く限り、どんな政権が生まれても、安定したものになりそうもない。

その小沢バッシングに、野党だけではなく、民主党の中にも加担するものが多
いのは、異常である。

確かに小沢流政治に問題があったとしても、昨年の総選挙、その前の参院選を
勝利させたのは、小沢氏の功績だろう。

それ無くして民主党政権はありえなかった。にもかかわらず、政権の中枢、主
要閣僚までがメディアや野党の尻馬に乗って、小沢批判をしている。新政権が
できなかったら、それらの輩は、大臣のポストにも就けなかったろう。

また、昨年の総選挙で当選したばかりの一年生議員まで「自分の力で議員にな
れた」と思い込み、勘違いをしたままで小沢批判など、とんでもない態度であ
り、先が思いやられる。

政治とカネの追求が、野党各党でまた始まっている。国会日程を決める論議の
中でも、予算委員会の開催の目的が、政治とカネに絞られたら、実質的な政策
論議になり得るはずもなく、与党が消極的になるのは当然だ。

一部識者が指摘するように、「政治とカネ」について「今の政治家たちの追及
の仕方は、別の動機があるように感じてなりません。

相手を貶めるがための“下心”が透けて見え、それが許せないのです。何か議
論を始めようとすると、野党側が政治とカネの話を持ち出して、議論が前に進
まない。

政権が交代しても、相変わらず追及が政争の具として使われる、これは別の意
味で有権者に対する政治家の裏切りだと思います。

そんな追求で国民の生活が良くなるはずがありません」。自民党からみんなの
党まで同じ態度では、支持率が上がるはずがない。

それにしても、菅内閣の先行きが懸念されている。

沖縄・普天間の問題を鳩山前総理に押し付けて、そのまま留任している岡田外
相、前原沖縄担当相、北沢防衛相、これらは戦犯ではないのか。

無責任なそれらの人物が、菅首相の横のNo.2、No.3の椅子を取り合っている
というのだから、問題外だろう。そして、その気になって大物官房長官を気取
っている仙石大臣も危ない。

一部報道機関も調査・取材に入っているが、仙石氏と辞めた亀井前大臣の間に
は、怪しい人物が存在している。

予てから電力業界や西松建設などゼネコン業界で“フィクサー”と呼ばれる大
物が、この両氏と緊密な関係にある。裏の大物で、巨額のカネが動かせる人物
だけに、その関わりが注目されている。

直近では、蓮舫大臣の政務秘書官の破廉恥な事件が報道されたが、それこそ雇
用責任は大きい。あまり調子に乗って格好ばかりつけていると、後でツケがく
るだろう。

中井国家公安委員長の夜遊びも、止まらないようだ。拉致問題担当相としてあ
ってはならない行動が、一部筋で関心を呼んでいる。

何れにせよ、この国のメディアは、政策論議が進んで国民の政治が良くなるこ
とより、政権や権力者への興味本位の報道ばかりが先行する。

「ワイドショー政治」や「世論調査政治」が続く限り、長期の安定政権は難し
い。

小沢前幹事長の参院選挙後の動きが注目されているが、大事なことは国民のた
めの政治を進め、間違いなければそれを応援するのが、メディアの役割ではな
かろうか。



●みんなの党・渡辺喜美代表が引きずる「親子二代金権政治家」の影
(転載・同前)

みんなの党の人気が引き続き高い。

一時、新党が乱立、埋没するかと思われたのだが、渡辺喜美代表の「役人叩き」
は、年季が入って職人芸の趣があり、「ぶれない軸」を持っている強みがある。

また、事務所を賃料の安いワンルームマンションに置き、政治資金面でのクリ
ーン度を強調。

候補者の顔ぶれも30代、40代の医者、弁護士、若手実業家など若さとさわ
やかさが“売り”で、労組出身の地味で暗いイメージの候補者を抱えざるを得
ない民主、ロートルが多く利権がちらつく自民、との差を強調している。

だが、代表の渡辺喜美氏は、クリーンにはほど遠い政治家だ。なにより「言行
不一致」を責められるべきだろう。

みんなの党が昨年夏の衆院選で掲げた公約は、政治家個人への企業・団体献金
を即時に禁止するというもの。

献金だけでなく、政治資金パーティーを通じた献金も即時禁止で、政党本部へ
の企業・団体献金は一年以内に禁止というのだから念が入っている。

その理由は、「政治腐敗の元凶」だからと、ごくシンプル。

献金する側には思惑があるのは当然で、それをまず防ぐというのが、公務員改
革と並べた理由だった。

だが、周知のように渡辺氏は「ミッチー」の愛称で親しまれた渡辺美智雄元副
総理の後を継いだ二世。

ミッチーが、土建と農業の二つを基盤に、地元の栃木県に利権網を構築した政
治家であることは、政治記者でなくとも年配の意識的な国民は知っており、そ
の後継者で元秘書の喜美氏が唱える「クリーン」や「私たちにはおカネがない」
という発言は、眉に唾をして聞いている。

その“ごまかし”を暴いたのが『赤旗』である。「企業・団体献金は『政治腐
敗の元凶』と全面禁止を公約していた『みんなの党』の渡辺喜美代表。

しかしその実態を調べると、6年間で5億円を超える企業・団体献金(パーテ
ィー券収入を含む)を受け取っていた。

そのなかには公共工事を受注している企業からのものもゾロゾロ……。いった
いどうなっているのか」(2010年6月6日号)

確かに、「ストップ!天下り」と、官僚叩きに奔走するなら、企業・団体の献
金目的は、役所への口利きや公共工事などの情報収集なのだから、献金を受け
取るべきではない。まさに「腐敗の元凶」である。

ところが、政治資金管理団体「温故知新の会」を中心に、1年当たり平均91
00万円の企業・団体献金を受け、ずらりと並んだ建設会社の中には、国交省
や栃木県発注の公共事業を受注していた業者が、判明しただけで約70社に達
していたという。

もともと人の良さそうな「栃木弁」で緩和されてはいたが、父のミッチーはカ
ネもうけがうまい政治家だった。

1995年9月、「総理の座」を目前に他界。その際、12億2000万円の
遺産があり、内訳は栃木県西那須野町の自宅や山林、東京都千代田区と渋谷区
に所有するマンションが計三戸で、ほかに株式と現預金などだった。

税理士から徒手空拳、政治家となって総理総裁候補にまで上り詰めた人では
あるが、どうしてここまでの資産形成が可能なのか。

しかも、その4年後、1億2000万円の申告漏れが発覚、他人名義の土地が
、実はミッチーのものだったとかで、底知れぬ金満家ぶりが明らかとなった。

その“原点”というべきは、1971年10月に設立された和三紫という有限
会社。この不動産会社を舞台にした疑惑は枚挙にいとまがないが中核は新幹線
那須塩原駅近くの土地取得といった「事前情報」をカネに換える政界錬金術だ
ろう。

ミッチー疑惑といえば、和三紫が日本だけでなくブラジルにも土地を取得、さ
まざまに思惑が語られたが、同社を取材した『月刊現代』(90年10月号)
の松田賢弥氏のレポートでは、当時、秘書の喜美氏がこう答えている。

「悪いことはやってない。非難されるべきことも。(美智雄氏は)いまも単な
る出資者で、経営にはいっさい口出ししていません」

この「悪いことはやっていない」という言葉が、今も喜美氏の価値観だから、
「献金をもらっても悪いことをしなければいい」という発想につながるのだろ
う。

だが、それでは公約に重みがなく、だから「成長戦略の追求」と「生活重視」
という相矛盾したことが、みんなの党の公約となる。

「若手勝ち組」の候補者は、成長のためなら厳しい競争社会を生き抜くべき、
と本音では思っており、そこに「生活重視」の弱者救済の発想はない。

この二律背反を平気で掲げる感性は、ミッチーの資産を受け継ぎ、先物会社の
オリエント交易グループから10年間、社員の給与天引きの形で3540万円
を受け取り、渋谷区松涛の豪邸に住み、政党交付金で700万円の家賃を和三
紫に支払い、といった好き勝手をやりながら「クリーン」を強調して恥じない。

この自省なき言動の数々が、善くも悪しくも渡辺喜美という政治家の限界なの
である。


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  週刊メールジャーナル 2010年6月23日  第537号(水曜日発行)
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    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
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