■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2011/9/21 No.601 週刊メールジャーナル 読者数10433(前回) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ◆東日本大震災によリ罹災された皆さまに対し心からお見舞い申し上げます。 また、ご家族、職場、地域で、お身内、お知り合いを亡くされた皆さまに衷心 よりお悔やみを申し上げます。 ●「言葉狩り」で大臣の首を取るマスコミに国政停滞の責任はないのか! (会員制経済情報誌『現代産業情報』9月15日号より転載) 「(原発周辺市町村は)死の町」 「放射能をつけてやる」 この二つの発言で、鉢呂吉雄議員は経済産業相を退任した。 率直にいって、どこが問題なのかさっぱりわからない。 原発事故から半年、人が居住せず、メンテナンスができない町は、「死の町」 と評するしかない。 また、オフレコの会見で、知り合いの記者に「放射能つけてやる」といったら しいが、趣味の悪い冗談でしかない。 もちろん適正さは欠く。被災者のことを考えれば「不用意」といえばその通り だろう。 だが、大臣を退任するほどのことなのか。「謝罪で十分」と、考えるのが一般 社会の“常識”ではないだろうか。 だが、野田佳彦首相は首を切った。鉢呂議員が「辞任を申し出た」ということ になっているが、野田八方美人内閣は退任で問題の早期幕引きを図った。 2カ月前の松本龍復興相の「知恵を出さない奴は助けない」といった宮城県庁 での「不適切発言」以来の失言辞任だが、マスコミが言葉尻を捉えて退任に追 い込むのが果たして適当だろうか。 退任3日前の9月8日夜、野田首相と福島県視察を終えて赤坂宿舎に帰ってき た鉢呂議員は、取り囲んだ記者の一人に、防災服をなすりつけるようなしぐさ をして、「放射能つけてやる」といったという。 当初、記者も問題にしなかった。オフレコを守ったというより、前述のように 「趣味の悪い冗談」と受け取ったのだろう。 ところが9日夕、民放がこの発言をニュースで流してから、マスコミ各社は 「大臣切り」に走った。 その場にいた記者に問題意識がなく、各社の政治部がニュースを作り上げよう としたのは、「放射能発言」がバラバラであることでも明らかだ。 「ほら放射能」(読売新聞) 「放射能つけちゃうぞ」(朝日新聞) 「放射能をうつしてやる」(産経新聞) 「放射能をつけたぞ」(毎日新聞) 誰も、正確にメモをとっていない。鉢呂議員本人が覚えていないのは、その後 の記者会見でも明らかだった。 10日の朝刊で、各紙は「進退問題に発展も」と書いて辞任の流れを作り、夕 刊では「辞任論」と既定路線化、10日夜に鉢呂大臣は辞任の記者会見を開き、 翌11日の各紙は、「被災地怒りと失望」「軽い発言 辞任当然」「政治家失 格」と、集中攻撃をした。 マスコミ記者の傲慢を伝えるのが、10日夜の記者会見である。「辞めて当然」 の糾弾会見だった。 中にはこんな暴言を吐く記者がいた。 「具体的にどう言ったんですか! あんたね、辞めるんでしょ。その理由ぐら いきちんと説明しなさい!」 「具体的に」というのは、「放射能うんぬん」を鉢呂議員に言わせたいのであ る。だが、「定かな記憶がない」と、鉢呂議員が口ごもると、こう罵倒した。 「なにを言ってるんだ! きちんと説明しろと言ってんだよ!」 まるで正義がすべて自分にあり、「殺生与奪の権」を握っているかのような傲 慢ぶりである。 この30代とおぼしき勘違い馬鹿記者には、何回もの選挙を勝ち抜いて、経産 相という有力大臣ポストをようやく手にした鉢呂議員と、それを支え続けた何 万人もの支持者への敬意がまったくない。 問題はむしろ、「鉢呂発言」より「大臣退任」という話題作りを、横一線で行 なうマスコミの方にあるのではないか。 これでは、誰も失言を怖れて本音をいわない。無難な官僚のような面白味のな い発言が増え、国民に政治家の“生の声”が伝わらない。 これは、国民にとって不幸なことであり、政治家をそうさせてしまうのが、昨 今のマスコミの「言葉狩り」だとすれば、揚げ足取りの政治報道などなくなっ たほうがいい。 ●電機再生モデル? 米アップルがシャープに「部分出資」検討中 (転載同前) 液晶大手『シャープ』が、米『アップル』の出資を受け入れる方向で調整中だ という。 日本を代表し、世界を席巻した電機メーカーが、新興IT企業の軍門に下る事 態に直面している現実に加え、目をひくのは出資の形態。 シャープの主力工場である亀山工場(三重県)のみを分社化し、アップルが1 000億円規模で出資する案が検討されているという。 三重県の誘致で8年前に稼動を始めた亀山工場は、液晶テレビやスマートフォ ン向けの液晶ディスプレイを生産。 特に液晶テレビはテレビCMによって「亀山モデル」として喧伝され、亀山工 場は日本を代表する液晶テレビの生産拠点として国内外で知られる存在だ。 業界関係者が語る。 「ここ数年は韓国や台湾との競争が激しくなり、シャープのテレビ事業の採算 は悪化の一途を辿っています。 特に東日本大震災による経営環境の悪化、そして震災後の円高が追い打ちをか け、大幅な赤字計上を余儀なくされている状況です。 シャープは大阪府堺市でも液晶テレビ工場を稼動させており、最近の亀山工場 はスマートフォン向けの小型液晶ディスプレイ拠点としての性格が強まってい ます」 一方のアップル。「われわれはメーカーではない」との思想から自社工場は持 たず、世界的なヒットとなった「iPhone」は日本や台湾に生産を委託して成長 を遂げてきた。 「窮状に陥ったシャープは、有力顧客であるアップルに極秘裏に支援を要請し ていた。 アップルは外国企業に出資するのは初のケースであり、スティーブ・ジョブズ CEO(当時)ら経営陣は慎重に検討したが、どうやら亀山工場を分社化させ て、ここに出資を集中させるスキームで調整を進めているようだ」 事情に詳しい関係者はそう説明している。 関係者によれば、シャープ―アップルの提携交渉を仲介したのは、シャープの メーンバンクであるみずほコーポレート銀行だという。 「当初はシャープ本体への出資を打診する交渉だったが、アップルが経営リス クをに難色を示したため、亀山工場のみを切り離して分社化、部分出資するス キームが描かれた」(関係者) 一見消極的な出資スキームに映るが、それでもこの提携交渉を知る電機メーカ ー筋は、こう評価してみせるのだ。 「工場を分離して分社化し、外資からの出資を受け入れるという方式は、日本 の電機業界の今後の再生モデルとなる可能性がある」 シャープと提携交渉の中途でジョブズ氏がCEOを退任し、アップルの経営方 針は流動的になったとの観測もある。 経営陣の変化がシャープ亀山工場への出資に影響を及ぼす可能性も否定できな いが、それでも業界関係者は「有力工場への部分出資」という方式が日本の電 機業界の再生ヒントだと言って憚らない。 周知の通り、日本の電機各社は主力商品であるテレビの著しい価格低下に苦し められ、『日立製作所』が国内でのテレビ生産を中止するほか、プラズマテレ ビからの撤退も決定している。 総合電機メーカーが10社以上も存在する現状で、再編は避けられまい。 業界筋は「次は三菱(電機)と東芝で事業再編がある」と憶測に喧しいが、い ずれにしてもシャープ亀山工場へのアップル出資は、インパクトが多きそうで ある。 ◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』のご購読は、本誌がお取 次ぎします。お申し出いただけば、見本誌を無料でお送りいたします。 【お知らせ】 ■ナナ総合コミュニケーション研究所主催「社内広報サロン」開催■ 社内広報サロン 10月28日(金) テーマ「失敗しない写真の撮り方、見せ方&交流会」 社内報編集者になって写真を撮る機会が増えた方も多いと思いますが、撮った けれど頭が切れてしまった、にこやかな写真にならなかったなど、思い通りに 撮れないと感じている方も少なくないでしょう。プロのカメラマンに来ていた だき、「失敗しない写真の撮り方のコツ」や、「写真をどのようにトリミング して見せたらいいか」、アドバイスをいただきます。また、実際に写真を撮っ てみる予定です。ぜひご参加ください。 時間:18:30〜21:00 開催場所:ナナ総合コミュニケーション研究所 新宿区新宿1-26-6 加藤ビルディング5F 参加費:2,000円/1名 募集人数:15名(先着順) お問い合わせ・お申し込みは ⇒http://wwww.comm-supp.net ****************** 株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション ナナ総合コミュニケーション研究所 富加見(ふかみ) 智子 電話:03-5312-7471 FAX:03-5312-7475 E-mail:fukami@nana-cc.com ****************** ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 週刊メールジャーナル 2011年9月21日 第601号(水曜日発行) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社 〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201 ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com 転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |